九州上陸
九州は一度も行った事が無かった 結構山岳地帯の多いこの地は本格的な冬が到来する前に行っておかなければと出発を決意 3泊3日の限られた日程で九州全県に足跡を残すことが目的だったのでろくに観光はできなかった
その日の仕事を終えた俺は旅の支度を済ますと例によって六甲アイランドへ向かった 行きの足は夜行ダイヤモンドフェリーに決めていたので翌朝目覚めれば大分観光港という寸法だ 寝ている間に九州に着いてしまう本当に便利だ 船の中はレストランやでかい風呂まであってビールや酒も売ってるからホテルみたいなもんだ シーズンオフだから2等大広間だって一区画一人で占領できた
翌朝大分観光港に着いた俺はCBRを駆って一路阿蘇山へ向かったルートは確かやまなみハイウェイを通り九重を経由して行ったと記憶してる 外輪山の展望台から眺めた阿蘇山はかなり感動した 草千里を抜けて火口見物へ向かう途中 有名な?焼きトウモロコシ売りのお姉ちゃんを見掛けた 時間が無い金も無い俺は素通りしたけど皆愛想良く手を振ってくれた それが商売上の手である事は分かっていても嬉しかった 阿蘇の火口はシェルターがいくつも有りここが活火山である事をよく表していた
阿蘇山に別れを告げ次の目的地熊本に向かった 目的はただひとつ熊本城見学 昼過ぎに着いた俺は昼飯を済ませ城見学 姫路城とは好対照な立派な城だった 市内を走り回って水前寺公園の前を通った時になるほどここが水前寺清子の出身地かと妙に納得した事が記憶にあるな(別にファンでもないけど)
城見学を終えると俺はその日の宿泊地と決めていた宮崎へ向かった 当然時間が無いので九州自動車道と宮崎自動車を飛ばした 途中長ーい加藤藤トンネルを出てすぐ えびのパーキングで休憩したけど横を走るR211のループ橋が眺められたりしてなかなかのもんだった
夕刻宮崎市内で会社指定で割引の効く宿に電話するも何処も満室 結局宮崎県最南端にある都井岬のホテルがとれたので向かうことに 夕暮れの日南海岸は綺麗だった鬼の洗濯岩なんてのもあったけど新婚さんはいなかったぞ(古)何とか晩飯に間に合う時間にホテルに到着ビールが旨かった・・・つづく