九州3日目(最終日)
雲仙温泉で2日目の宿を取った俺は夕方雲仙地獄を見物キリシタン殉教碑があってここがキリスト教伝来の地であることがうかがい知れた それにしても家庭風呂みたいなちっちゃい風呂で本当にボロ宿だった
翌朝朝飯を済ませた俺は早々に宿を出発 雲仙普賢岳の溶岩ドームを間近で見学する この前年か2年前に噴火し多数の犠牲者を出した山は荒涼としていた
R57沿いに島原国見を経由して長崎に向かう途中普賢岳山頂から海岸線の国道まで火砕流によって焼き尽くされた一帯を通ったけど自然災害の凄まじさを実感 国見町で国見高校の前を通った時は何故か名所旧跡見るような感覚だったな
長崎市内に入った俺は観光定番の洋館に向かった ここで初めてグラバー邸が数ある洋館のひとつに過ぎない事を知った 爆心地公園も行ったけど広島といいアメ公は酷い事したもんだと思った 今だって同盟国は名ばかり実態はオキュパイドジャパンだよ まったく
市内観光を早々に切上げた俺は長崎自動車道に乗って大宰府へ向かった 目指すは大宰府天満宮 ここで高校受験を控えた息子の合格祈願をするために 俺の息子は親に似て馬鹿だから賽銭はかなりはずんだ記憶があるな ここの名物へんてこりんな饅頭結構旨かった
大宰府でお参りの済んだ俺は九州自動車道から中国自動車道を経由 山口から山陽自動車道を飛ばして一路神戸へ帰路についた
関門橋手前の めかりPAでは本州と九州がこんなにも近いのかとビックリ 手を伸ばせば届くようなところに本州があった 小次郎敗れたりってか
中国道に入って間もなく日没 高速なのに照明が無いのは走っていて心細かった 山陽道を選んだのも瀬戸内海岸線の都市の明かりを見ていたかったから それにしても長距離便のトラックの速い事 皆130キロ位で飛ばしてる
夜の9時過ぎ宿舎に帰り着き風呂入ってビールを1本旨かった 俺の同僚達俺が事故って今日死ぬか明日死ぬかって心配してたそうだ ごめんなちゃい
まだまだつづく