ヒトヒトマルマル ワレ ヤマト ミユ
昨年暮れに封切りされた「男たちの大和」遅ればせながら見てきた。
事前にハンカチは忘れないようにと聞いていたから、厚手のハンカチをズボンのポケットに忍ばせていった。
映画が始まり数分もしないうちから泣けてしまい、飲み干したペプシは終わるまでの2時間余りで全て涙になって流れ出てしまった。
10年も前になるけど呉の「海軍資料館」を見学したことがあったけど、この時も遺書や遺品を見て涙が止まらなかった。
この時は、海上自衛隊のかなり偉いお方の案内で基地内(旧海軍兵学校)を案内してもらったけど、今でも海上自衛隊には、かつての海軍魂が受け継がれているそうで隊員になったら一度は資料館に祭られている「東郷元帥」と「ネルソン提督」の遺髪にお参りするそうだ。
戦争の無い時代に生きていられる幸せを感じる事ができた一日だった。
家に帰るも、映画のシーンが頭から抜けなかったので、密かに持っている?機関砲を撃ちまくってやろうとガレージから「赤い機関砲」を引っ張り出した。
今年はまだ「火入れ式」を行っていなかったから、ちょうどいい機会だった。
イタリア、ボローニァ生れのこの機関砲。
二連速射、発射速度毎分1千発から1万1千発のバルカン砲並の性能を有している。
慎重に安全子を回し、右手親指でトリガーを押し込む。
ドルルルル、カンカンカンカン。
二本の銃口から吐き出される発射音と、冷却用の穴が開いたスリッパー型マガジンからは金属を叩きつける音がけたたましく鳴り響く。
住宅街でこれ以上ぶっ放すと死傷者を出す虞があるので、この水冷式機関砲を慎重に印旛沼の畔まで移動してやった。
いつもの射撃場は日曜日のせいか、のたのたと走るクルマがいたけど気にせず撃ちまくってやった。
右手をひねればいくらでも弾は出てくる。
4・50万発くらいぶっ放したら、昂ぶった気持も治まり家路についた。
帰り道気付いた事があった。
私のもっている機関砲は、日本製、ドイツ製そしてイタリア製。
そう日独伊3国かつての同盟国じゃないか。
やっぱり連合国の作った物は持てないな。(英国製は百歩譲って許すか)
そうだ、今度のボーナスで自宅屋上に国旗掲揚塔をつけよう。
砲身の遮熱板はドライカーボン製、またがってぶっ放すもんだから気を付けないと火傷する。