マラソン・デ・ラ・北海道
5時に下船して運河のレンガ倉庫を見に行くも街はまだ寝静まっており、汚れた運河だけが目立つ。
記念撮影もそこそこに先を急ぐため札樽自動車道「小樽IC」へ向かう。
事前に北海道は下道も高速もそれほど時間は変わらないよと聞いていたけど未知の土地で宿に辿り着けない心配があったので迷わず高速を利用した。
札幌からは道央自動車道で旭川方面へ向かい深川JCTからは深川留萌自動車道で留萌を目指す。
深川JCTで道央自動車道の料金を払い留萌道路終点の「ひまわりIC」で下りたらそのまま国道に合流してしまい、タダの高速か?と思ったら案内板が出ていた。
「通行料金は無料です」と
つまり高速と思って走った20キロ程の道路は、いずれは高速でも今は全線開通してないから高規格道路という名の「下道」だった。
留萌から日本海沿いに国道232号をひたすら北上する。
この道は日本海オロロンラインという名を付けられ稚内まで左目は海、右目は原野が延々と150キロ位続く。
途中天塩から県道106号で海岸線からほとんど離れることなく稚内に到着。
しかし、きょうのルートはいきなり北海道のスケールの大きさを実感した。
どこまでも、どこまでも、どこまでも、
走っても、走っても、走っても、
そこは北海道。
道は飽きるどころか信号が数十キロもなかったり見渡す限りの原野だったり、また天塩を過ぎてからは利尻富士が段々と大きくなってきたりと、いきなり感動の連続だった。
さて本日の走行距離は400キロあったけど、なんと正午過ぎには稚内に着いてしまった。
宿はノシャップ岬の近くなので岬の灯台で時間を潰し宿に到着は2時。予定していた夕方どころか昼過ぎの到着で温泉にゆっくり浸かることができそう。
北海道での旅行時間の計算は目的地までの距離を自分の走行速度で割ればOK。信号も渋滞も無いので、ロスタイムは食事したりクルマを停めて撮影する時間を足すだけ。実に単純。
今日は北緯45度を越え自分自身の最北端記録を更新した。
明日は国内最北端の宗谷岬を通過しオホーツクの海と原野が待ってる?