上がった
以前乗っていた白GSを現在乗っていられる方と偶然にもマイミクさんになることができ、思い出したようにGSパリダカに乗ってみたくなりました。
先月の凍えるキャンプツーリング以来乗っていませんから、ほぼ一ヶ月ぶりにエンジンを始動します。
ところが、セルボタンを押してもカチャカチャカチャというだけでセルは回ってくれません。
キックペダルが付いていますから、メインスタンドを立て10回以上キックするも爆発の兆しすらみせません。
BMWのキックスターターは踏み込んでもクランクシャフト一回転位しか回しませんから冷間時の始動はほとんど不可能と言っていい代物です。
2年前に購入してから一度も交換していないバッテリーには1999年5月とペイントしてありますから8年以上使っています。
もうそろそろ逝ってしまっても惜しくはないなと思っていましたから、突然のことですがしょうがないことと諦めはすぐにつきました。
さて交換するバッテリーですが、今まで付いていた物はBMWの純正オートバイ用バッテリーです。
たいていのオートバイはオートバイ専用のバッテリーしか付きませんが、このOHV旧ボクサータイプは軽自動車用バッテリーとサイズがほぼ同じです。
電解液のネジがちょっと出っ張りますが、値段の張る純正バッテリーの約5分の1という値段にひかれホームセンターで購入した物を付けます。
オートバイ用と車用の違いは、セル内と大気を繋ぐ穴の処理に違いがあります。
車用がセルごとのキャップに小さな穴が開いているのに対して、オートバイ用はバッテリー本体にチューブを付けて大気と繋がっています。
これは、オートバイが転倒しバッテリー液が漏れ出すことがあっても車体に電解液を撒き散らさないようにとの事からです。
しかしBMWはエンジンレイアウトから見て張り出たシリンダーのおかげで完全に横倒しとなることは無く、せいぜい45度くらいしか傾きません。
先代のGSでは愚かにも左右共に転倒した経験がありますが、液漏れは皆無でした。
ディーラーに行くと自動車用は容量も小さくやめるように言われますがこの安さは捨てがたいものがあり、今回もそれを使用することにしました。
これまで頑張ってくれた純正バッテリーですが、2万円位?する純正品は付ける気がおきません。
こちらホームセンターの4千円バッテリー、経験上これで十分です。
この値段、今では原付スクーターのバッテリーすら買えません。