帰ってきたRS
雨漏りのクレーム修理に出して半月が過ぎ、ようやく我が家のガレージに戻ってきました。
これだけ時間がかかった一番の理由はガラスを本国から取り寄せる必要があったためで、ただせさえ993のストックパーツは少なくなっていると考えられるのに、RSのガラスは色無しガラスですから尚の事でしょう。
さて、今回のクレームはPCでも雨漏りを確認できたとの事で比較的迅速に対応してくれました。
原因については、不良品であったとの事で、993からガラスの取付方法が接着式になり、ガラスの淵にゴムのシール材が溶着されていますが、そのシール材の厚みが不足して十分なシール効果がなかったそうです。
引き取る際に淵ゴムを確認すると、以前のように押し込まれた感じはなく、自然な盛り上がりをしています。
取付後のチェックも十分やって心配は無いと言っていますから、信じる事にします。
ところで、駅から少し離れたPC市川は、最寄駅まで送迎をしてくれます。
先日預けた時は、ボクスターで送ってもらい、お迎えは何で来てくれるか楽しみに待っていると、やってきたのは997カレラ4SのPDK7速でした。
助手席からタコメータの針を観察していると低速でも細かくシフトしており、人間より遥かにマメであることに驚きます。
ただ不思議なことにトルコンが存在せずスリップなど有り得るはずが無いのに、助手席に乗っている限りスムース過ぎてAT車のような錯覚をしてしまいます。
どのみち買えない車なので(乗り出し1800万円位!)、どうでもいい事ですが、マニュアル掻き回しの魅力が霞む事がなかったのは嬉しい限りです。
PC市川では、さらに新たなというか、残念ガックリな事実を知る事となったのです。
私のもう一台の911、水冷カレラですが、昨年六月の購入当初からクラッチの重さが気になっていました。
どの位の重さかというと993RSの2・3割増しといった感じで、しかもRSよりクラッチミートがタイトな感じがしていたのです。
RSのクラッチはかなりルーズで感覚的にはトラックのクラッチのようで、ポンと繋いでもストールする事なくスタートできますが、996はかなり神経質な感じがあり、スロットルの開け具合と半クラッチを意識して繋がないと、下手をするとエンストしてしまう状況でした。
これが普通かなと思っていたのですが、気になったのでディーラーマンに聞いたところ、ちょうど認定中古車で出す車にクラッチを交換したばかりの996があるので比べていいよと言われました。
さてさて、クラッチOHしたばかりのスタンダードカレラのクラッチを踏んでみたならば。
ガビョーン、 めちゃめちゃ軽い、スコスコ。
ペダルが抜けているんじゃないかと感じる程軽いのです。
当然にRSよりも軽く、昔乗っていた軽自動車のエブリィと変わらぬ程の軽さなのです。
10万馬力のマリッティーノ・アズーロは整備記録簿によると1万5千キロ前にフライホイールを含めて交換済みなのに、どうやらかなりチビているようで、滑る一歩手前状態にきているようです。
クラッチカバーを含めた交換は結構な値段がする事も知りガックリです。
ほぼ3万キロごとにクラッチを交換してきた前のオーナーは、やはり想像通りの下手っぴか坂道停止でブレーキを使わず半クラッチで止まっている横着なオーナーであった事が推測できるのです。
しかし、あの軽さは私のカレラにも是非欲しいものです。
今までたいていの不具合も気にならなかったのですが、あの軽さは何としても欲しいのです。
あー、またしても散財・・・・・・・
でもでも、このブログ記事を書いているとき、ヨメさんが嬉しいプレゼントをしてくれました。
もう何年も前から探していた洋画DVD、じゃなくてレーザーディスクをヤフオクで競り落としてくれたのです。
まだ「どかぽる」が少年だった頃の車に関わる映画ですが、何処を探しても無く諦めていたのですが、事あるごとに口にしていた映画の名前を覚えていてくれたらしく気を利かせてくれたのです。
現物を手にしてレーザーディスクを回すまで喜べませんが、楽しみが増えました。