ああ~~
ビバークした宿を出発し自宅に向かいます。
昨日は高速を降りて最短で宿に着くルートをとりましたが、今日は少し遊んで帰ることにしました。
宿を出て那須岳ロープウェイ乗り場までのループを経由し、那須甲子道路を走り東北道白河インターに続く国道289号線を目指します。
午前中の早い時間ですから道路は空いています。
996カレラはスポーツサスが入っているようですが、993RSに比べれば相当に柔らかくコーナーの度に大きくロールします。
ところが、このロールは決して過大なものではありませんから結構楽しませてくれます。
996は、ロールしても外側サスが沈んでロールしますが、内側サスが伸びるということがありません。いかにも外足に十分な荷重が掛かっている感触がありますから3,6リッターもあるGTカーでありながら思いっきり振り回すことができるのです。
この感覚はビートと似ているところがあって、さすがに車体重量があって軽快感では敵わず絶対的なコーナーリングスピードで劣るものの近いものがあります。
更に、996が履いているタイヤはミシュラン・パイロットスポーツのポルシェ専用Nタイヤですから、RSが履いているブリヂストンのRE050に比べると腰が強く捩れることがありません。
ダンパーは10万キロも走っていますから少し抜けているのかもしれませんが、特にフワフワして怖いということはなく、私のレベルでは十分です。
そんな調子で適度にスリルを楽しんで走っていると、のんびり走るファミリーカーに追いついてしまいます。
勿論そんな時、後ろに大人しく付いて走る気などありませんが、何といってもクネクネワインディングの追い越しはなるべく短時間で決着をつけなくてはなりません。
ここで996カレラの秘めたるwポテンシャルが発揮されます。
3速あるいは4速を多用する中低速コーナーが連続する中、予め2速にシフトダウンしておき、わずかな直線でM96ユニットに鞭を入れます。
NAエンジンですから間髪おかず37,0kgmのトルクが豪快に加速し、320hpの馬力が強力に引張ります。
7200のリミットまで引張る前に追い越し完了しますが、何度味わってもたまらい加速です。
911最高!
てな訳で二日間700キロ走った燃費は、エアコン入れっぱなしでリッター11,3キロでした。
ペースは、ちょっと速いくらいのペースでしたが、水冷は空冷よりリッターあたり1キロ近く燃費が優れるようです。
夕刻、スーパーまでの買出しに充電を兼ねて993RSを引っ張り出します。
ドアを開け、シートに腰を下ろした瞬間「バキッ」という何かがへし折れた音がしました。
とりあえずヨメサンがスーパーで買い物をしている間にシートのクッションをめくってみたならば、
ガビョーン
ハンモックを吊っている針金が破断していました、それも二本。
どうりでフニャフニャしていると感じていました。
針金だけ部品がでるか心配です。