
温泉切れの禁断症状が出てきたので約一ヶ月ぶりに温泉ツーリングを楽しんでいます。
今日のお宿はいつもの万座温泉です。
標高1800米の高地にありますから下界の暑さが嘘のように涼しく真夏の温泉ツアーには最高です。
今日は久し振りにポルシェ・カレラRSを駆り出して来ましたから途中の峠を少し遊びながらでストレス発散にもなりました。
それにしてもRSのコーナリングパワーは未だに慣れる事がなく感心するばかりです。
国道146号線、中軽井沢から浅間峠までは上りのワインディングが続きツーリング中のCBR900に追い立てられましたが、直線で追い付かれコーナーでちぎってさしあげ、走行車線と登はん車線をフルに使って彼の後塵を浴びることはありませんでした。
また、気温は30度を下回っていますからエアコンを切って窓全開にして走っていましたから、いろいろな音を聞くことができました。
中でもリアタイヤからの音がよく聞こえ、コーナーを踏ん張っているときにザワザワとこじるような音は特によく聞こえました。
この音が聞こえる程攻めたてると、グリグリとしたグリップ感を感じ、車体も僅かながらロールしているのが分かります。
それでも突然グリップが抜けるような感じはしませんからマルチリンクサスの威力は相当なものです。
草津から万座までの草津白根道路も前にクルマがいないこともあってコーナリング三昧を楽しみましたが、重たいお尻のトラクションと荷重がかからず軽くなったステアリングをいいことに適度に振り回しRSに乗っていられる喜びも味わう事ができました。
明日はいよいよパノラマラインを走って山を下ります。
初めてのルートですが軽井沢の道を知り尽くした方からのレッキを受けましたから楽しんで走りたいと思います。
Posted 8月 25th, 2007. 2 comments
私がオートバイに興味を持ち始めたのは中学生になった頃です。
当時毎月購読していた月刊「モーターサイクリスト」誌で一番興味を引いた記事はワールドGPの記事です。
当時は50、125、250,350、500ccと細分化されており、小排気量は欧州の2サイクル、250ccはヤマハで350ccは2サイクルヤマハと4サイクルMVが競っており、500ccはMV(メカニカ・バゲーラ)の独壇場でした。
シーズンに入るとまずはレースの結果と展開を読んでいましたが、4ストゆえ毎回押しがけスタートで出遅れるMVが1周か2周するうちに必ずトップに踊り出てゴールする記事に興奮していました。
そしてそのMVを駆るライダーは決まって「ジャコモ・アゴスチーニ」であったわけです。
彼は350ccクラスもダブルエントリーしており、やはり常にチャンピオンを取っていたように記憶しています。
MVというメーカーはご存知の方も多いと思いますが元はヘリコプターなどで有名なメーカーです。当時この会長であったドメニコ・アグスタが無類のオートバイ好きで自身の名前を付けGPレース界に踊り出てきた訳ですが、航空機メーカーにとってオートバイ作りなどわけのないことだったんでしょう、350ccと500ccという大排気量クラスで無敵を誇っていました。
60年代中盤になるとホンダが挑みメーカータイトルこそ奪われたこともありますが、500ccのライダーズチャンピオンは58年のジョン・サーティースからマイク・ヘイルウッドそしてアゴスチーニ黄金時代を経て74年のフィル・リードまで17年に渡ってタイトルを保持し続けたのです。
この17年に渡るタイトルホルダーのうち実に7回連続!してチャンピオンに輝いたのがアゴスチーニですが、彼こそオートバイレース史上に名を残す最も偉大なライダーで、ミック・ドゥーハンやバレンティーノ・ロッシをはじめとするいかなるライダーも及びつかないところです。
さて、MVつまり欧州イタリア製マシンもついには負ける時が訪れ、日本車の30年以上続く黄金期が訪れた訳ですが、その日本車黄金期の礎を築いたのは誰あろうヤマハに移籍したジャコモ・アゴスチーニだったのです。
以来32年間に渡ってホンダ・スズキ・ヤマハがタイトルを取り続けてきたのですが、ついに日本製マシンが負ける時がきたようです。
メードインジャパンを破るであろうメーカーは、ご存知
ドカティー
やんちゃ坊主のケーシー・ストーナーは800ccデスモセデッチで今期7勝を上げて2位のロッシが駆るヤマハに大量得点差をつけています。
日本人だから日本車を応援したい気持ちはありますが、やはり自分が乗っているマシンを製造したメーカーには頑張ってほしいものです。
果たしてオートバイレース史上に残る勝利を手にする事ができるのか、今シーズン残りのモトGPから目を離せません。
PM5:00夏の日は傾き暑さのピークは過ぎました。
レーシングスタンドから慎重にマシンを降ろしテストトラックに引き出します。
メインキーをひねると、マレリの針は準備運動のため一度だけフルスケールまで往復します。
スターターレバーをいっぱいに引き、親指を押し込めば、2秒程して、その情熱的なマシンは目覚めます。
水冷Lツイン、ツインカム4バルブ。デスモドロミック機構によって抵抗なく回るエンジンは、乾式スリッパークラッチからけたたましい金属音を撒き散らし排気音さえかき消します。
ドカティー749R
このマシンに「火」を入れるのは40日振りです。
嫌いになった訳ではありません。あまりにも暑い夏、シートの下にマフラーを抱えるこのマシンに乗るには相当な覚悟と忍耐力が求められるからです。
自宅からいつもの「ステージ」までは水温の上昇を待って4千回転くらいのピアニッシモで静かにバイクを進めます。
やがて「ステージ」に着くや右手を力いっぱいひねって、ピアノ・フォルテそしてフォルテッシモへとLツインを歌わせるのです。
久しぶりに聞くショートストローク・Lツインは正にカンツォーネのように扇情的で情熱に溢れたサウンドを奏で、針が真上を指す度に官能の極致を味わうのです。
今の時期しょっちゅう乗ろうとは思いませんが、たまに乗ってみるとタンタン麺を食べた時のような鮮烈な刺激を味わうことができます。


3年でようやく7千キロ、イタ車はドイツ物と違って減りが早いからチビリチビリと乗っていきます。走っていれば80℃くらいで安定するものの、停止すると水温はすぐに上昇しご覧のように100℃間近になります。

宿取れない、金ない、遊びたい。
で、去年同様に日光湯元キャンプ場でキャンプすることにしました。
旅のツールはBMW100GSです。
のろまなオートバイですがツアーバックやキャリアを装備しての積載能力はかなりのものがあります。
宇都宮であまりの暑さに耐え兼ねガリガリ君で少しばかりの涼を取り先を急ぎます。
日光からいろは坂を上っていくと標高を増すにつれて暑さは和らぎ奥日光湯元キャンプ場に着く頃は涼しさを感じる程でした。
さてテントを設営していると大変な物を忘れてきた事に気付きました。
忘れてしまった大事な物、それはシュラフ。
まだ日が上がっているのに涼しいという事は、夜は寒いということで今夜は寒くて寝られそうにありません。

北海道は楽しかったです。
房総の海岸線も好きです。
でも、冷蔵庫にずらりと並んだ缶チューハイを見ると一番良いのはボクンチです。
先日受診した健康診断の結果、まだメタボの心配は無いようで失神するまで飲んでもよさそうです。
私のRSは羽根を取り外して2年が経とうとしています。そもそも羽根を外した理由がド派手なRSウィングに年齢不相応な恥ずかしさを感じていたためで、ポッカリと空いたエンジンフードに折りたたんだままのノーマルウィング姿がとても気に入っていました。
しかし、梅雨が明けて厳しい暑さの夏本番の今日この頃、エアコンが効くのをいいことに買い物やらで出番が多くなってくると、気になるのがエンジン停止後の蓄熱です。
エンジン停止後はファンのダクトに手をかざすとすごい熱気が逆流してくるのが分かります。
この熱気はウィングが閉じた状態でも半分ほど空いたダクトから排出されていくのはわかるのですが、その熱気が樹脂でできたウィングを直撃していることが気になるのです。
ヤフオクで仕入れたこのウィングですが、購入当初から歪んでいてしっかり閉じていてもエンジンフードと「チリ」が合いません。
この歪みがエンジンからの熱気によるものだというのは容易に分かっていたので、これ以上の歪みを出さないために、常時開きっぱなしにして熱害を防ごうという考えです。
開けっ放しにしてクルマを眺めると、911であることを象徴するティアドロップなラインが崩されてしまいますが、夏の熱気対策としてはしょうがないことと諦めています。
さて、先日ガレージに敷いたオイル漏れセンサーですが、あれから50キロくらい走って未だに一滴の垂れもありません。どうやら一月に一滴程度の漏れのようです。
10万キロまであと1万6千キロ。
とりあえず10万越すまでは何もしないで乗り切ろうと考えているので、まずは一安心といったところです。
それより気になるのが後から聞こえる駆動系と思われる騒音で、ハブベアリングや等速ジョイントあたりのOHだけは早まりそうです。
それにしても
エアコンだけは元気に仕事をしてくれていて本当に助かります。
羽根を広げたカレラもたまに見れば格好いいものです。

Posted 8月 7th, 2007. 2 comments
オイル漏れシートを敷いたついでに補充も行いました。
足した量は、約Ⅰリットルというところで、昨年のオイル交換では油量計の上限近くまであった針が少し上がる程度に減っていましたから、ちょっと放置し過ぎた感じはあります。
ここまでオイルを減らすのに要した距離は約5千キロと、このクルマを買った6年前から2年前位までの1リットルで2千キロも走ればいい状況を考えると不思議です。
走る程に消費量が減っていくという私のクルマ、原因として1番に考えられるのは「回さなくなった」事だと思います。
最近はエコランしたり街乗りでのんびり走る事が多く、エンジンに負荷をかけていないからと思います。
さらに昨年の夏に交換したプラグコードが影響しているのかもしれません。
それまで12本あるうち1本がリークしたまま乗り続け、結果ひとつのシリンダーだけ爆発力が弱くオイル上がりを起こしていたのではということです。
以上あくまでも推測ですが、減らないという事はありがたいので、これからもRSに似合わない安全運転をしていこうと思います。(無理かな)
油も滴る いいクルマ
最近、というか以前からポルシェのオイル漏れが気になっています。
住宅を建替えて三年半が経ちますが、気が付くといつも同じ場所に数滴のオイルが垂れた跡が残っているのです。
その数を数えてみると20~30滴くらいで、月割りすれば月に一滴垂れるか垂れないかというところでしょうが、最初の一年くらいは全く垂れた跡はありませんでしたから、ここ一・二年で出てきた症状と思われます。
垂れてくるところはリアスタビライザーを伝わって垂れていることは覗いて分かっていますが、漏れている大元は判明しません。
可能性として上げられるのは、スルーボルトとエンジンからクラッチへのシャフトのオイルシールそしてカムチェーンカバーといったところでしょうが、いずれにしても現在のところ極めて少量であることから放っておきます。
ただし、このオイル漏れが毎走行の度あるのか知っておきたいのでペーパータオルを敷き、漏れの管理をすることにしました。
これがオイル漏れセンサーで今すぐどうする事もしませんが、「漏れ」の管理を行っていこうと考えています。


忘れないうちに北海道ツーリング総括をしておかなければ。
旅行日数 6泊7日(内、船中1泊)
移動距離 3500キロ
走行距離 2760キロ
航海距離 740キロ
燃やしたGAS 150リットル
平均燃費 18.4キロ/L
最高 20.9キロ/L
最低 13.6キロ/L
飲んだ缶チューハイ 24本
煙にしたタバコ 15箱
足跡を残した国立公園 3ヶ所
満足度 ★★★★☆
と、まあこんなところです。
満足度が満点でないのは、知床などまだまだ見て回りたい場所が山ほどあるため。
来年もチャンスがあったら行きたい。