九州二日目
宮崎の都井岬で宿をとった俺は翌日は長崎を目指した 朝早く宿を出て志布志湾沿いにはしるR220を飛ばした 途中足の短い馬がいっぱいいたけど ここが数少ない野生馬の生息地である事は宿で知っていた
鹿屋を抜けて大隈半島の根占まで向かう途中海上自衛隊鹿屋基地の横を通った ずらりと並ぶP3Cオライオンを見たとき俺の家の近くにある下総基地を思い出した 俺の家は着陸航路の真下だからP3Cは毎日見ているので妙に懐かしい風景だった
根占発のフェリーに飛び乗り向かった先は指宿 開聞岳を眺め池田湖の横を抜けて目指すはこの日のハイライト指宿スカイライン 神戸から遠く離れおとなしく走るつもりでいた 少なくとも喜入の石油備蓄基地を見るまでは しかしその後は白いR32GTRと鹿児島までバトルになってしまい降りるはずの鹿児島ICを過ぎて鹿児島北ICまで行ってしまった 馬鹿だった
市内見物しながら桜島を眺めるため鹿児島港まで行ってみたら自衛隊の軍艦が停泊していた 水兵さんに声を掛けたら中東から帰還したばかりで機雷掃海艇という いろいろ話をしてくれて機雷掃海艇は機雷の爆破を防ぐため全て木造でできていることを知った 今時木でできた軍艦があったとは驚きだった
鹿児島市内観光を早々に切上げた俺は九州自動車道に乗り松橋ICで降りて天草五橋を経由島鉄フェリーに乗るため本渡市の五和町に向かった 途中あちらこちらに天草四郎像が建っていたのを覚えている
長崎の口之津港についた俺は夕暮れ迫る中二日目の宿に決めていた雲仙温泉に向かった これまた指定旅館で安いのはありがたかったがボロ宿だった 温泉があったのがせめてもの救い・・・つづく野生の馬(囲いの中で飼われてるじゃん)指宿サーキット(伊豆スカに似ている)船の本体は木 天草四郎