原因判明
R100GSオイル漏れの原因は過去の私の整備ミスと判明。
エアクリを外してボックス内部を確認したら、1本のボルトとワッシャーが転がり、ギアオイルがたっぷり溜まっていた。
このボルトはエアクリボックスをミッションケースに固定するもので、受けるネジ穴はミッションケースを貫通している。
つまり、ボルトが刺さっていないとケースにはポッカリ穴が開いた状態になり走行中かくはんされて飛沫となったギアオイルが溢れていたもの。
溢れたオイルはボックスとケースの隙間を通って流れ出ていたということ。
このボルトを外したのは1年半位前で、セルモーターの遊星ギアに給油する際に外し、組み付ける際に閉め忘れていたようだ。
自分のミスではあるけど、そもそもはしょっちゅうメンテしなければならないバレオ製のセルモーターに原因がある。
普通セルモーターなんてものは10万キロ位走らなきゃ壊れないものが、このスリーブレスR系エンジンから採用されたフランスのバレオ社製セルは、ほんの数万キロあるいは数年でぶっ壊れる。(これを嫌ってボッシュ製に換える例が多い)
先代GSもマグネットが脱落してリビルト品と交換した事があった。
この故障の原因は、私が考えるにモーターの回転を減速する遊星ギアにある。
このギアはすぐに油切れを起こして高周波振動を起こす。そして振動によってモーター本体のマグネットを剥がし終了する。
今も前回の給油から1年半程経過してその日最初の始動はギャーギャーと凄まじい音をたてている。
今回はせっかくタンクを外したので、セルを外して給油までしたかったが残念ながら日没サスペンデット。
次のツーリングが迫っているので、もう暫くしてから給油作業を行うことにした。(寒いしww)
日光名物ボルトのギアオイルたまり漬けクランクケース上部の黒いフタを開けると悪名高きバレオのセルモーターが姿を現す。(悪いやつは隠れてる)
エアのダクトホースは片一方が細い。スリーブ時代は両方太くて馬力も高かった。