先週は近所のオートバイ屋さんにBMW R100GSパリダカ号の車検をお願いしました。
ここ10年くらいかそれ以上ユーザー車検で済ませていましたが、やはり何度受けてもあの緊張感と面倒くささに勝てずお願いすることにしました。
車検があがり、新しい車検証の現示距離数を見て気付いた事が一つあります。
全然乗っていない。
前回平成17年には43000キロだったオドメーターは、今回46700キロと二年間でたったの3700キロしか乗っていません。
オドメーターの数字をいかに上げるかがGSライダーの誇りでもあるわけですが、残念ながらそれは失格者と言われてしまいます。
やはりあれもこれも持ちすぎていることが距離の伸びない原因の一つですが、雨の日も、晴れの日も、寒い日も、暑い日も、エアコン利かせれば同じ条件で乗れてしまう車が楽なのが一番の原因でしょう。
30代までは狂ったようにバイクに乗りまくっていたのが信じられません、気持ち的にも歳をとってしまったようです。
オートバイは、乗らずとも眺めているだけで満足しちゃうんですから、ある意味安全?です。
スピードメーターは表示が怪しく、車検は通ったものの近いうちにOHしないとダメそうです。
車検証に記載された車両重量は満タン重量ですから、いわゆる乾燥重量ならばかなり軽量といえるでしょう。
以前乗っていた白GSを現在乗っていられる方と偶然にもマイミクさんになることができ、思い出したようにGSパリダカに乗ってみたくなりました。
先月の凍えるキャンプツーリング以来乗っていませんから、ほぼ一ヶ月ぶりにエンジンを始動します。
ところが、セルボタンを押してもカチャカチャカチャというだけでセルは回ってくれません。
キックペダルが付いていますから、メインスタンドを立て10回以上キックするも爆発の兆しすらみせません。
BMWのキックスターターは踏み込んでもクランクシャフト一回転位しか回しませんから冷間時の始動はほとんど不可能と言っていい代物です。
2年前に購入してから一度も交換していないバッテリーには1999年5月とペイントしてありますから8年以上使っています。
もうそろそろ逝ってしまっても惜しくはないなと思っていましたから、突然のことですがしょうがないことと諦めはすぐにつきました。
さて交換するバッテリーですが、今まで付いていた物はBMWの純正オートバイ用バッテリーです。
たいていのオートバイはオートバイ専用のバッテリーしか付きませんが、このOHV旧ボクサータイプは軽自動車用バッテリーとサイズがほぼ同じです。
電解液のネジがちょっと出っ張りますが、値段の張る純正バッテリーの約5分の1という値段にひかれホームセンターで購入した物を付けます。
オートバイ用と車用の違いは、セル内と大気を繋ぐ穴の処理に違いがあります。
車用がセルごとのキャップに小さな穴が開いているのに対して、オートバイ用はバッテリー本体にチューブを付けて大気と繋がっています。
これは、オートバイが転倒しバッテリー液が漏れ出すことがあっても車体に電解液を撒き散らさないようにとの事からです。
しかしBMWはエンジンレイアウトから見て張り出たシリンダーのおかげで完全に横倒しとなることは無く、せいぜい45度くらいしか傾きません。
先代のGSでは愚かにも左右共に転倒した経験がありますが、液漏れは皆無でした。
ディーラーに行くと自動車用は容量も小さくやめるように言われますがこの安さは捨てがたいものがあり、今回もそれを使用することにしました。
これまで頑張ってくれた純正バッテリーですが、2万円位?する純正品は付ける気がおきません。

こちらホームセンターの4千円バッテリー、経験上これで十分です。
この値段、今では原付スクーターのバッテリーすら買えません。

シュラフを忘れた夜は案の定悲惨なものでした。
日没とともに気温はどんどん下がり、持ち込んだお酒を飲み終わる頃にはとても半袖ではいられないほどに下がっていきました。
寒さに耐えかねライディングジャケットまで着込み何とか寝付けたのが9時ころでしたか。
しかしあまりの寒さに目が覚め悶々としていたら突然あちらこちらで、出たー、見えたーなど大きな声がしはじめたのです。
そうでした、流星群が地表に降り注ぐ日であることを忘れていました。
寒さを堪えてテントから這い出し満天の星空を仰ぐこと30分くらいでしたか、その間5・6個の流星を確認知る事ができましたが、圧巻は尾を引くように流星痕を残す「火の玉」ほどのものでした。
これくらい大きなものになると流星群が来た時くらいしか出現しませんからとてもラッキーと言えるでしょう。
ただ規模としては数年前の冬に到来した流星群のほうが大きかったようで、その時は正に星降る夜空でしたからちょっと残念でした。
それにしても標高1500メートルは間違いなく天空に近づいたことを実感します。
自宅で見上げる星空と数が比べ物にならないくらい多いのは何なんでしょうか。
この日は流星だけでなく久しく見ていなかった天の川も見る事ができましたし、流星の数より多い?人工衛星も観測することができましたから、寒さに震えながらも宇宙のスペクタクルを垣間見ることができた貴重な夜となりました。
結局午前4時過ぎまで寒さに耐えるのが精一杯で、空も白み始めた頃気を失いました。
昼過ぎまでごろ寝を決め込み、午後は湖畔で遊んだりもしましたが、とてももう一泊する根性はありませんから予定を変更し夕方にはテントを畳んで帰宅の途につきました。
帰りのルートは当初行きのルートと同じく国道294号、別名高速国道?を通る予定でしたが寝不足と遊び疲れもあって有料高速道路を使用しました。
日ごろGSで高速走行する時は走行車線をおとなしく走るのですが、少しばかり帰宅を急ぐので追越し車線をキープ、1000ccツインの割りにローギアリングなGSを5千回転をキープして走り続けます。
私のGSは購入からエンジン調整など一回もしていませんから、アイドリングから3千回転くらいのパイロットジェットが仕事をする領域で同調が取れておらずブルブルと身震いしますが、これくらいまで回転を上げてしまうとメインジェットが燃料供給をおこない同調もへったくれもなくなります。
ボクサーエンジンは理論上一次振動が無い。空冷OHV2バルブとおよそ考えられる限りのローテクエンジンもモーターのようにスムーズに回りドイツ野郎の屁理屈を実感できます。
自宅に帰りついたとき、日はとっくに落ちぐったりと疲れが湧き出してきましたが、心残りはあるものの思い出が沢山できた充実したキャンプツーリングでした。
タープは忘れないのにシュラフを忘れるドジを踏んでしまいました。

標高1480メートルの湯の湖はとても涼しく男体山もその山肌をくっきりと見せていました。
いろは坂を下り日光PAで小休止、ここから東北道鹿沼あたりまでフラットアウトを決め込みます。


暇つぶしに「いつもの場所」へラーメン食べに行く。
来月のキャンプツーリングに備えてGSのバッテリーチャージを兼ねたショ-トツーリング。
九十九里波乗り道路を走っていて海水浴シーズンであることに気付いた。
裸のネーチャンわんさかいるぞ。
失敗した海パン持ってくりゃ良かった。
夏だ、裸だ、九十九里だ。
自分で撮った動画を再生すると乗ってる気分になってくるから不思議だ。
梅雨時はバイクに乗る機会が少ないから、乗ったつもりで再生。
動画アップの練習中。サムネイル表示できるといいな。
乗りっぱなしのGSもこのところ出番が多く前回のオイル交換から3千キロくらい乗った。
GSに入れるオイルは先代GSもそうだったけど、ホームセンター「ジョイフル本田」の安売りオイルと決めてある。
前回はカストロGTXという1クォート480円くらいの物を入れた。
今回は、夏を迎えるにあたって番手の少し高い物で探し、バルボリンの鉱物系20-50にした。
値段はGTXより少し高く、1クォート550円。
2リットルちょい入るので3本購入それでも1650円。(安っ)
私にとっていいオイルとは「安い」ことが第一条件でブランドは気にしない。
先代のGSは自分で腰上OHをした経験があるが、3万キロ走ったニカジルメッキのシリンダーにはクロスハッチがしっかりと残っており、安いオイル=ダメなオイルでない事を証明してくれている。
とまあ屁理屈こねて、早い話が「ケチ」なだけ。

Posted 4月 22nd, 2007. 2 comments
休みであっても家でじっとしていられない回遊魚「ドカポル」。
今日は気の置けない仲間(悪友)と連れ立って栃木・北茨城をバイクで踏み荒らしてきた。
総勢6台で水冷3台の空冷が3台。
私を除く5台はいずれも100馬力オーバーのマッチョマシン。
私のは60馬力で超非力。
それでも下道メインで走りまくった今回のツーリングでは60馬力フルに使いきって何とか仲間のペースについていく事ができた。
そして出掛けに35リッター満タンにしたおかげで470キロのツーリングは途中無給油で走破することができ、タンクローリーの実力発揮。
ただし、常にフルトラクションで走り続けたため燃費は15キロちょいと60馬力の割りに大食い。
もうちょっと燃費を伸ばしたかったけど、仲間がそれを許してくれなかった。
今度はもう少し大人の走りをする人達と行くことにしよう。www
でも、面白かった。
行きがけのコンビニ
「悪の枢軸」、BM1100SとカワサキZZR1400はまだ爪を隠していた。

今日と明日、東京は晴海の見本市跡地でBMWモトラッドが展示試乗会を開催中。
中でも一番気になるバイクは、HPNが作ったと思われる「HP2」で、1200GSをいじってテレスコピックフォークに換装してある。
軽そうで、これならダートも走れるかも。
これは、K1200の8耐マシン
このところ、鬱鬱もやもやしていた気分。今日の北茨城ツーリングできれいさっぱり吹っ飛んだ。
同僚の誘いを受け茨城の某カワサキショップツーリングに参加。1週間程前行った北茨城花貫街道界隈をぶっ飛んできたけど、箱根にも負けないワインディングの連続を堪能でき超幸せ。
トータルで400キロ超えのツーリングは、ちょっと疲れたけれど久しぶりに「スリル」の連続を満喫し、ストレスを発散する事ができた。
しばらくは北茨城にはまりそう。
「GSも、はやかっぺ」
OHV2バルブも捨てたもんじゃない

花貫「遊園地」入り口のコンビニで小休止
