ただいまー
何処に行ってた訳ではないのですが、転勤の疲れからブログ更新の気力は湧かずほぼ二週間振りに帰ってまいりました。
「夜のお仕事」を終えて昼過ぎに帰宅したのですが、あまりに暖かいので寝てしまってはもったいないと思い「鉄馬」を駆って印旛のいつもの道を踏み荒らしてまいりました。
久し振りに乗るオートバイなので、まずはBMW100GSパリダカ号で操縦感覚のリハビリを行います。
とはいえ、いつもの癖で走りながらの暖気が終了したら右手を力いっぱいひねって「鉄馬」に鞭を入れます。
BMWR系は、OHV2バルブのローテクエンジンのくせにトロトロ走っていると同調が狂いだしフラットツインのスムーズさを味わうことはできませんから、とりあえずレブリミットいっぱいまで引っ張ってビングのキャブレター掃除を行なう必要があるのです。
この出来損ないキャブはメインジェット付近にブローバイオイルがタール状になって溜まるという構造上の欠陥?を持っていますから、回してあげるほどに元気になる変なエンジンです。
しかしながら、所詮は60馬力の「へなちょこ」ですから大したスピードも出ず、安全?なオートバイと言えるでしょう。
いつもの公園で一服、自宅にとんぼ返りして休む間も無く「筋肉疲労発生マシン」またの名を「ボローニャの赤いバイアグラ」を引っ張り出します。
パリダカ号と同じく暖気走行をし、田んぼのオープンロードにつく頃には水温も70度近くまで上昇して射撃前の秒読み態勢に入ります。
一旦エンジンを止め悪魔の囁きを待ちます。
程なくして、聞こえてきたのはしわがれたババアの声です。
ジェントルマン スタート ユア エンジン!!
セルボタンを押すと、十分に暖気したLツイン・テスタストレッタは勢い良く目覚め、削り込まれたカウンターウェイトとチタンコンロッドが生み出す恐ろしいほどのピックアップに、白い文字盤へ置かれた赤い針が躍ります。
前ヨシ!後ろヨシ!
撃ち方ヨーイ!
撃ち方始めー!
てな具合にLツインを乱射しながら「印旛のオー・ルージュ」へ突っ込んでいきます。
そして今日二度目のいつもの公園。
自宅からたった10キロ走っただけなのに疲れました。
疲れたけれど、満足、満腹。
あー、面白かった。
SECRET: 0
PASS:
パリダカもなくなっちゃって、南米での開催になるとかなんとか。
SECRET: 0
PASS:
なくなちゃっちゃいましたねー。
でも「冒険」というイメージが薄れ、期間の長いスプリントレースといった感じで、メーカーの物量作戦が勝敗を決していたような感じがありましたから興味は薄れていました。
ガストン・ライエがOHVボクサーで勝っていた頃が懐かしいです。