どかぽる

自分大好き55歳

フォルテッシモ

PM5:00夏の日は傾き暑さのピークは過ぎました。
レーシングスタンドから慎重にマシンを降ろしテストトラックに引き出します。
メインキーをひねると、マレリの針は準備運動のため一度だけフルスケールまで往復します。
スターターレバーをいっぱいに引き、親指を押し込めば、2秒程して、その情熱的なマシンは目覚めます。
水冷Lツイン、ツインカム4バルブ。デスモドロミック機構によって抵抗なく回るエンジンは、乾式スリッパークラッチからけたたましい金属音を撒き散らし排気音さえかき消します。
ドカティー749R
このマシンに「火」を入れるのは40日振りです。
嫌いになった訳ではありません。あまりにも暑い夏、シートの下にマフラーを抱えるこのマシンに乗るには相当な覚悟と忍耐力が求められるからです。
自宅からいつもの「ステージ」までは水温の上昇を待って4千回転くらいのピアニッシモで静かにバイクを進めます。
やがて「ステージ」に着くや右手を力いっぱいひねって、ピアノ・フォルテそしてフォルテッシモへとLツインを歌わせるのです。
久しぶりに聞くショートストローク・Lツインは正にカンツォーネのように扇情的で情熱に溢れたサウンドを奏で、針が真上を指す度に官能の極致を味わうのです。
今の時期しょっちゅう乗ろうとは思いませんが、たまに乗ってみるとタンタン麺を食べた時のような鮮烈な刺激を味わうことができます。

3年でようやく7千キロ、イタ車はドイツ物と違って減りが早いからチビリチビリと乗っていきます。走っていれば80℃くらいで安定するものの、停止すると水温はすぐに上昇しご覧のように100℃間近になります。

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金槌

10年以上振りにプールで泳ぎました。
小さい頃から水泳が苦手で25メートル泳ぐのがやっとこさです。
市民プールは50メートル競泳サイズですから真ん中あたりでへたってしまうのですが、今日はせっかく来たので50メートルに挑みました。
残り10メートルで溺れるかと思うくらいきつかったのですが何とか泳ぎきりましたが、周りは皆すいすい折り返していきます。
2時間くらいプールに浸かりヘロヘロに疲れてしまいましたが、陸上のスポーツと違って自分の重力を受け止めませんから腰が痛くなったり、足の筋肉がプルプルしたりもありませんから以外に爽快感はあります。
いつもの休みはクルマとバイクに座っているだけで終わってしまいますが、身体に必要以上の負荷が掛からない水泳は楽しみながらできるエクササイズで機会があったらまた泳ぎに行こうと思います。
もっとも死ぬ気で泳いで50メートルじゃ、くぎ抜きよりはましだけど、ほとんど金槌と言われそうです。

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月の砂漠

月の砂漠を はるばると 旅の駱駝がゆきました
金と銀との鞍置いて 二つならんでいきました
金の鞍には銀の甕 銀の鞍には金の甕(かめ)
二つの甕(かめ)は それぞれに 紐で結んでありました
さきの鞍には王子様 あとの鞍にはお姫様
乗った二人は おそろいの 白い上着を着てました
ひろい砂漠をひとすじに 二人はどこへいくのでしょう
朧にけぶる月の夜を 対の駱駝はとぼとぼと
砂丘を越えていきました 黙って越えていきました
                                加藤まさを作詞/佐々木すぐる作曲
その月の砂漠も太陽の下では若者たちがビーチバレーに興じていました。

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実用新案特許?

ここ数日続いた猛暑に日当たりのよろしい我が家のダイニングキッチンは焼けるような暑さでまいっています。
そこで少しでも暑さしのぎと、エアコンの電気代を浮かせるためベランダに「よしず」を張ることにしました。
近所のホームセンターで長さ2メートル程のよしずを購入し、積込みはビートのリアウィンドーを開けて積込みました。
普段は何も積めない役立たずと思っていましたが、頭を使えば何とかなるものです。
明日からは殺人的な暑さは峠を越えそうですが、我家のエコロジーに少しは役立ってくれればと思っています。
私はヘビースモーカーなので、この状態にしてエアコンを効かせながら走ると、無駄と知りつつも涼しい風と外気を感じて結構気持ちいいです。

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夏休み

山で凍えた翌日は海で身体を温めます。
九十九里不動堂海岸。
彫り物をしたおじさんお兄さんがずいぶんと居ますが、何処へ行ってもお断りの刺青も海だけは断る理由がないようで、やくざ稼業な方々の保養地になっているようです。
ちなみに、ここまでの足はビートを使いましたが、帰りは浜辺で遊んだ勢いで幌を全開にして帰りました。
50面を隠すためサングラスなど掛けて帰ってきましたが、浜辺の突き刺すような日差しに慣れてしまったせいか暑さもさほど気にならず以外に気分爽快で、真夏のオープンも捨てたものじゃないかなと思ってみたりしています。
それにしても九十九里「海の家」はその値段に驚きます。
大人が500円で利用できますから湘南あたりの三分の一・四分の一位の値段ではないでしょうか。
波が高くドン深で水脈(ミオ)などという潮流もあって泳ぐには適していませんが、ハマグリ焼きやサザエのつぼ焼きなどもさほど高くありませんから、千葉の海は好きです。

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星の降る夜

シュラフを忘れた夜は案の定悲惨なものでした。
日没とともに気温はどんどん下がり、持ち込んだお酒を飲み終わる頃にはとても半袖ではいられないほどに下がっていきました。
寒さに耐えかねライディングジャケットまで着込み何とか寝付けたのが9時ころでしたか。
しかしあまりの寒さに目が覚め悶々としていたら突然あちらこちらで、出たー、見えたーなど大きな声がしはじめたのです。
そうでした、流星群が地表に降り注ぐ日であることを忘れていました。
寒さを堪えてテントから這い出し満天の星空を仰ぐこと30分くらいでしたか、その間5・6個の流星を確認知る事ができましたが、圧巻は尾を引くように流星痕を残す「火の玉」ほどのものでした。
これくらい大きなものになると流星群が来た時くらいしか出現しませんからとてもラッキーと言えるでしょう。
ただ規模としては数年前の冬に到来した流星群のほうが大きかったようで、その時は正に星降る夜空でしたからちょっと残念でした。
それにしても標高1500メートルは間違いなく天空に近づいたことを実感します。
自宅で見上げる星空と数が比べ物にならないくらい多いのは何なんでしょうか。
この日は流星だけでなく久しく見ていなかった天の川も見る事ができましたし、流星の数より多い?人工衛星も観測することができましたから、寒さに震えながらも宇宙のスペクタクルを垣間見ることができた貴重な夜となりました。
結局午前4時過ぎまで寒さに耐えるのが精一杯で、空も白み始めた頃気を失いました。
昼過ぎまでごろ寝を決め込み、午後は湖畔で遊んだりもしましたが、とてももう一泊する根性はありませんから予定を変更し夕方にはテントを畳んで帰宅の途につきました。
帰りのルートは当初行きのルートと同じく国道294号、別名高速国道?を通る予定でしたが寝不足と遊び疲れもあって有料高速道路を使用しました。
日ごろGSで高速走行する時は走行車線をおとなしく走るのですが、少しばかり帰宅を急ぐので追越し車線をキープ、1000ccツインの割りにローギアリングなGSを5千回転をキープして走り続けます。
私のGSは購入からエンジン調整など一回もしていませんから、アイドリングから3千回転くらいのパイロットジェットが仕事をする領域で同調が取れておらずブルブルと身震いしますが、これくらいまで回転を上げてしまうとメインジェットが燃料供給をおこない同調もへったくれもなくなります。
ボクサーエンジンは理論上一次振動が無い。空冷OHV2バルブとおよそ考えられる限りのローテクエンジンもモーターのようにスムーズに回りドイツ野郎の屁理屈を実感できます。
自宅に帰りついたとき、日はとっくに落ちぐったりと疲れが湧き出してきましたが、心残りはあるものの思い出が沢山できた充実したキャンプツーリングでした。
タープは忘れないのにシュラフを忘れるドジを踏んでしまいました。

標高1480メートルの湯の湖はとても涼しく男体山もその山肌をくっきりと見せていました。
いろは坂を下り日光PAで小休止、ここから東北道鹿沼あたりまでフラットアウトを決め込みます。

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ドカポル ズーット キャンプ


宿取れない、金ない、遊びたい。
で、去年同様に日光湯元キャンプ場でキャンプすることにしました。
旅のツールはBMW100GSです。
のろまなオートバイですがツアーバックやキャリアを装備しての積載能力はかなりのものがあります。
宇都宮であまりの暑さに耐え兼ねガリガリ君で少しばかりの涼を取り先を急ぎます。
日光からいろは坂を上っていくと標高を増すにつれて暑さは和らぎ奥日光湯元キャンプ場に着く頃は涼しさを感じる程でした。
さてテントを設営していると大変な物を忘れてきた事に気付きました。
忘れてしまった大事な物、それはシュラフ。
まだ日が上がっているのに涼しいという事は、夜は寒いということで今夜は寒くて寝られそうにありません。

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地上の楽園・・・ボクンチ


北海道は楽しかったです。
房総の海岸線も好きです。
でも、冷蔵庫にずらりと並んだ缶チューハイを見ると一番良いのはボクンチです。
先日受診した健康診断の結果、まだメタボの心配は無いようで失神するまで飲んでもよさそうです。

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空冷、夏の装い

私のRSは羽根を取り外して2年が経とうとしています。そもそも羽根を外した理由がド派手なRSウィングに年齢不相応な恥ずかしさを感じていたためで、ポッカリと空いたエンジンフードに折りたたんだままのノーマルウィング姿がとても気に入っていました。
しかし、梅雨が明けて厳しい暑さの夏本番の今日この頃、エアコンが効くのをいいことに買い物やらで出番が多くなってくると、気になるのがエンジン停止後の蓄熱です。
エンジン停止後はファンのダクトに手をかざすとすごい熱気が逆流してくるのが分かります。
この熱気はウィングが閉じた状態でも半分ほど空いたダクトから排出されていくのはわかるのですが、その熱気が樹脂でできたウィングを直撃していることが気になるのです。
ヤフオクで仕入れたこのウィングですが、購入当初から歪んでいてしっかり閉じていてもエンジンフードと「チリ」が合いません。
この歪みがエンジンからの熱気によるものだというのは容易に分かっていたので、これ以上の歪みを出さないために、常時開きっぱなしにして熱害を防ごうという考えです。
開けっ放しにしてクルマを眺めると、911であることを象徴するティアドロップなラインが崩されてしまいますが、夏の熱気対策としてはしょうがないことと諦めています。
さて、先日ガレージに敷いたオイル漏れセンサーですが、あれから50キロくらい走って未だに一滴の垂れもありません。どうやら一月に一滴程度の漏れのようです。
10万キロまであと1万6千キロ。
とりあえず10万越すまでは何もしないで乗り切ろうと考えているので、まずは一安心といったところです。
それより気になるのが後から聞こえる駆動系と思われる騒音で、ハブベアリングや等速ジョイントあたりのOHだけは早まりそうです。
それにしても
エアコンだけは元気に仕事をしてくれていて本当に助かります。
羽根を広げたカレラもたまに見れば格好いいものです。

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減らない油

オイル漏れシートを敷いたついでに補充も行いました。
足した量は、約Ⅰリットルというところで、昨年のオイル交換では油量計の上限近くまであった針が少し上がる程度に減っていましたから、ちょっと放置し過ぎた感じはあります。
ここまでオイルを減らすのに要した距離は約5千キロと、このクルマを買った6年前から2年前位までの1リットルで2千キロも走ればいい状況を考えると不思議です。
走る程に消費量が減っていくという私のクルマ、原因として1番に考えられるのは「回さなくなった」事だと思います。
最近はエコランしたり街乗りでのんびり走る事が多く、エンジンに負荷をかけていないからと思います。
さらに昨年の夏に交換したプラグコードが影響しているのかもしれません。
それまで12本あるうち1本がリークしたまま乗り続け、結果ひとつのシリンダーだけ爆発力が弱くオイル上がりを起こしていたのではということです。
以上あくまでも推測ですが、減らないという事はありがたいので、これからもRSに似合わない安全運転をしていこうと思います。(無理かな)

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