本屋に立ち寄り車雑誌を見ていたら、
「ポルシェに乗らずに死ねるか」
なんて過激なタイトルを見かけました。
最新式の991やケイマンの記事でしたが、中は詳しく呼んでいません。
911に搭載された PDK についていろいろと書いてあったようですが、所詮はATの範疇を超えないものと思っています。
PDKは安楽にマニュアルの感覚プラス電光石火のごときシフトを行えるようですが、クラッチペダルが存在しない事がNGです。
このシステムがいかにサーキットを早く走り回れようが、ペダルを踏んでシンクロリングの擦れ合う感覚を感じながら、スコンとシフトする感覚を楽しみとする人間にとっては単なるATとしか思えません。
買えないから言っているんじゃありません。
複雑で面倒な操作を楽しみと思っている人間もいるということです。
面倒だからこそうまくいった時の喜び、道具を使いこなしている充実感があるのかなってことです。
で、冒頭に書いた一文ですが、私的には、
「ポルシェに乗ったら死ねるか」
と言いたいのです。
これは、女を抱かずに死ねるかと同じ意味で、抱いてしまえば気持ちよくて、また何度でも抱きたいということで、気持ちいいことは死ぬまで止められないということです。
ポルシェより早い車はいくらでもあります。
しかし、頭の後ろから聞こえるフラット6のサウンドを聞いてしまうと、やはりポルシェでなくてはならないのです。
993RSのシフトはミッションにダイレクトに繋がっており、遊びの無いシフトフィーリングで好ましいのですが、その分近くて低く窮屈な感じがします。
RSの場合は特にバケットシートが災いして、4・5・6速の操作には気を使います。
要領としては、右肘をシートの外に逃がすような操作が必要で、これを怠ると隣のギアをシフトしてしまい、ヘタをするとオーバーレブさせてしまいます。

996のシフトはこの対策なのでしょうか、エルゴダイナミックスを考慮された位置についており、993より高くて少しばかり遠い位置に生えています。
ただし、この位置に持ってくるためでしょう、ワイヤーリモートになってしまい、993のように直接ギアボックスを掻き回している感覚は薄れてしまいました。
ちなみに、ビートのシフトもワイヤーリモートですが、こちらはストロークが短くて手首の返しだけで用は足りてしまいますから、殆どジョイスティック状態で不満はありません。

Posted 7月 25th, 2008. 5 comments
乗り換えるつもりで衝動買いした996カレラです.
ところがRSは惜しくて手放せないでいます。
996には何も不満はないのですが、こういう状況になってみると「似て非なるもの」とはいっても似ているところはある訳で、どうせだったら全くジャンルの違う車にしておけば良かったかなと微妙に後悔をしているところです。
だからといって無駄を無くすためにRSを手放そうという気はおきません。
それは先日スーパーまでの買物車で「ふっ飛ばした」時に強く感じたのです。
長距離・長時間走行は996に負けますが、チョイ乗り、あるいは県内を暴走する程度ならば身体へのダメージも我慢の範囲で、より「遊んであげた」充実感があります。
こんなこと冷静になって考えれば最初から分かりきっていた事な「のに」、制御不能な状態になっていたんでしょう。
ひと月前に書いた記事を思い出しています。
衝動とは、
人の心や感覚をつきうごかすこと。
反省や抑制なしに人を行動におもむかせる心の動き。
衝動の後にやってくるのは憔悴。
これは、乗る機会を失って考えているばかりだからなのでしょうか。
車もバイクも乗らなきゃ、ただの鉄屑。
次の休み、朝から乗りまくろう。
RSを手に入れて7年経ちました。
いろいろと外装をいじり回してスタンダードルックにしました。
でもこの固い乗り心地は限界かもしれません。
早くて、疲れなくて、遠くに行ける普通のGTカーが欲しくなりました。
スポーツカーはビートがあります。
ドカポルの終焉が近づいています。
2・3日よーく考えて決断しようと思います。
首都高、代々木PAにて名残を惜しみます・・・・・・・。

Posted 5月 20th, 2008. 7 comments
バルブ切れで片目になっていた993RSですが、両目とも新しい目玉をはめ込み修理完了です。
新たに入れた目玉は、ボッシュのH1バルブで4000ケルビンという光温度を持っており、パッケージに記載はありませんでしたが、おそらく100W相当の明るさのようです。
HIDは5~6000ケルビン位あるそうなのでとても敵いませんが、いままでの提灯のような明るさに比較すれば、かなり明るく感じられます。
ニッキュッパのバーゲン品ですが、万単位の出費を覚悟しなければならないHIDを考えれば十分満足です。
白く輝くH1バルブ。
スーパーの帰りは、フロントオーバーハングに約9キロのバラストを積んで帰りましたが、これがまたしっとりとしたハンドリングをもたらして具合良いのです。

Posted 5月 11th, 2008. 2 comments