日本人は「プレミアム」という言葉に弱いそうです。
私もその一人で、749Rのヒューズ交換でカーボンカウルを取り外しているとき等は特にそれを強く感じたりもします。
このオートバイを買った04年当時、スタンダードモデルたる749Sからは50万円高でした。
しかし、兄貴分といえる999Rからは150万円も安かったのです。
その999Rとは画像に見えるアルミ製ライトホルダーがマグネシウム合金製(でも7万円くらい)で、30万円くらいするスポーツマフラーがついてきたりと排気量以外にも差別化を謀っていましたが、それでも04の749Rにはかなりのお買い得感がありました。
この749Rの価格設定には当時のWSSクラスへのホモロゲ取得へ向けた戦略的意味合いもあったので、どうやら儲け抜きで台数をこなしたかったようです。
残念なことにそのWSSクラスでは、善戦するも国産600cc軍団に歯が立たずさっさとワークス参戦をやめてしまったようです。
この749Rですがその後も余った?エンジンを処分するため(多分)05年も売られていたようですが、定価が引き上げられたにもかかわらずドライカーボンのカウルからノーマルの樹脂製カウルにコストダウンを図られてしまいましたから魅力は半減してしまいました。
つまり、この「プレミアム」な感じが無ければさっさと売り飛ばしたいということなのです。
実はBMWのR100GSにも同じことが言えます。止まらない、走らない、ガスを食う。と、およそとりえのないオートバイでありながら、しかし高速のPAなどで最新のGSに並ばれたりすると「優越感」を感じてしまうので手放せないでいます。
見栄を捨てて、もっと手間が掛からず乗りっぱなしでいられるオートバイが欲しいということです。
水牛の角のようなアッパーカウルのステーもドライカーボン
パーツの一つ一つが物欲を満たしてくれます。
故に乗る気は湧かないのに手放せません。

ビーフライン中程にある「物産センター」プチ伊豆スカのビーフラインは近隣の走りやさんが集います。
伊豆スカとの違いは、センターラインが「白」つまり追い越し放題であるというところです。
イタリア製ですから当然です。
そして今日もイタリアンな振る舞いを見せてくれました。
久し振りにバイクツーリングのお誘いを受けて前日からドカのバッテリー充電をしていたのに、朝起きたら変なんです。
エンジンは掛かるのに常時点灯のヘッドライトが点きません。
更に、メーターは何も表示が出ません。
ヒューズを疑い点検しようにもカバーが外れません。
結局ポルシェで目的地まで向かいましたが、やはり今日のように天気のいい日はバイクでローリング三昧したかったのに、ちょっと不完全燃焼でした。
自宅に帰ってカウルを外してヒューズを点検したら無事復活しましたが、肝心な時に役立たずなバイクです。
やはりイタリアンは、乗るものではなく眺めるものと割り切りが必要かもしれません。



日曜日まだ朝早いというのに新宿都庁周辺は熱い熱気に包まれていました。
ここから都心を走り回って有明ビックサイトまで。
私は車に乗って楽してます。
7時間以内にゴールすれば完走なので、平均速度は6キロちょい。
歩くより早い程度でいいから私でも何とかなるかもです。
但し、参加チケットはプラチナペーパーなので、まずは運試しからです。
BBS-RRに交換され暫くは箱入りとなる純正スピードラインの体重測定を行いました。
デジタルヘルスメーターであり、バランスウェイトも付いたままですから正確さに欠けますがBBSの時と同じメーターですから目安程度にはなります。
測定の結果は、フロントが12,1㎏でリアが13,2kgとかなりのヘビー級であることが分かります。
BBSも2ピースホイールということもあって鍛造を謳う割にはあまり軽くはないのですが、それでもフロントが半サイズ広くなったにも拘わらず10,2㎏でリアが10,7㎏と四輪を合計すると9㎏近く軽量化できました。
ホイールの軽量化はバネ上で何倍も軽量化するのと同じと言いますが、残念ながらタイヤの嵌め換えによる差が大きすぎてホイールの効果については全く分かりません。
私のRSはシートをリクライニングに交換して重量増加していますが、前後のウィング取り外しによる軽量化と合わせて、これでスタンダード重量である1、320㎏に戻ったのではと思います。
いろいろといじくり回していますが、これらはあくまでも自己満足の世界であることは分かっています。
しかしスタンダードなスタイルに飽きてしまった今、もうどうにも止まらないところまできています。
念願であったホイール交換を終えましたが、自分だけのカフェレーサー計画はこれで終わりではありません。
人様から「カッコワリー」と言われようがまだまだ続きます。
目指すのは、「ダサ格好イイー」???
これは勿論ポルシェ用ですが、同じデザインでフェラーリ用もありました。
348GTコンペチオーネに純正採用されていたのです。
絶対に壊れない安心感があります。

いつもの場所でいつものショット。たまには羽根を広げてみます。

Posted 2月 16th, 2008. 2 comments