那須温泉からの帰り道は、お約束の那須甲子道路で少しばかりのスリルを楽しみます。
スポーツカーのスポーツとはスリルを楽しむためのもの。
だから、つまりスポーツしてきたわけです。www
ハーフウェットで強い横Gを発生させることはできませんが、連続する切り返しでは適度にロールするフニャサスでスリルを味わえます。
白川ICから東北道に入り、途中JCT名を忘れましたが北関東道に進路を取ります。
常磐道と繋がってから初めて走りますが、通行車両が極端に少なく、とても走りやすい高速でした。
前日無駄使いしたガソリンの帳尻を合わせるため、帰り道は3千回転をキープして走ったところ、総トータル500キロ走って10,5キロ/リットルまで回復しました。
この車の持てるポテンシャルを考えると十分にエコな車であると考えます。
帰り道、高速降りて自宅までは利根川沿いの水田地帯を貫く「高速」を走ります。
センターラインもない相互通行のこの道は、皆80~100!!!で飛ばしています。つまり対向車との相対速度は200キロ近いのですが、安全運転する車はいません。
ハイリスク・ハイリターンなこの道路、時折「死亡事故発生地点」看板が立ちます。

昼過ぎには自宅に帰りつき汚れたボディーを洗車します。
簡易コーティング剤の「ブリス・ネオ」はまだ効果を発揮しています。

疲れましたこの一週間、頑張りました。
でも、肝心な時に役立たずwww
50を過ぎると、気持ち裏腹「男」はいうことを利かなくなってしまいます。
週に一度は走り回らないと気が済まない、というか窒息してしまう回遊魚の私でありますが、今日は大人しく家で静養に努めました。
つまりチャージ中!
と言っても一日何もしないのはもったいないので、大嫌いな車の整備をしてみます。
このところ996カレラの走行騒音が気になっていました。
ここで考えられるのが、タイヤの磨耗とハブベアリングの劣化です。
タイヤは3・4分くらいまで磨り減っていますから音が大きくなって当たり前です。
しかし、急に大きくなるというのは納得できません。
そこで疑ったのがハブベアリングです。
993RSでも痛んだハブベアリングを交換したら劇的に静かになりましたから一番に疑ってみました。
そこで、996の左フロントタイヤを外してローターを手で回してみます。
ベアリングが終わっているとゴロゴロとした感触がありますが、パッドの接触感があるもののベアリング自体はニュルニュルとして問題ないようです。
続いて右側も、と思ったら面倒くさくなってしまい点検中止、とりあえずGASを補給に行きました。
GASの注入を終えてタイヤの空気圧をチェックしてみたならば。
何と、減っているとの予想に反して前後共高めになっていました。
フロントが2,7キロ、リアが3,3キロ
どうやら気温の上昇で内圧が高まってしまったようです?。
そこで、規定圧のF2,5、R3,0キロに調整。
早速走行チェックしてみたならば、期待どおりいくらか静かになりました。
タイヤの空気は減るものとばかり思っていましたが、梅雨明けで急激な気温上昇に伴ってかなり膨張してしまったようです?。
これ以上静かにするにはタイヤを交換しなければなりませんが、とりあえず磨り減っている内側のスリップサインが現れるまではケチってみようと思いますww。
996からは、ホイールナットではなく、スタッドボルトになっていました。
画像ではわかりづらいのですが、サスペンションのストロークセンサーが付いています。何に使うんでしょう。
993のアルミナットを考慮してトルクレンチを購入しました。締め付けトルク130Nmを正確に測るにはトルクレンチが不可欠です。メーカーは東日というメーカーで、マックやKTCほど有名ではありませんが、かなり高品位な代物です。
ただ、996ではスチールスタッドなので神経質になることもないようです。
996デザインにはいつも不思議な感覚を持っていました。
その感覚はどこか騙されているような、騙されてはいないけれど何かが違うぞっていう感じです。
その感覚に近い物を見つけました。
勝手な思い込みと言われようが感じるのです。
私は確信したのです。
このデザインは「クラインの壺」に通ずるものがある!!
四次元デザインにようこそ。
では、何処がクラインの壺かというと、昨日も書きましたフロントグラスとサイドグラス下端の吸込まれるような処理です。
フロントエアインテークから始まり、ボンネットやドアパネルを流れてエンジンフードまで、そしてルーフとグラスを通して何処にも途切れることのない面がフロントとサイドグラスの下端に吸込まれていくのです。
吸込まれた「面」はキャビンの内面を滑り、再びフロントエアインテークから吐き出されていくのです。
だから、996はクーペでありながら実はオープンエアモータリングをしているのです???
かなり無理のある理論展開となりますが、996デザインが素晴らしく不思議で飽きることのない一因ということで、本日はここまで。
画像は昨日に続いてこれで、またこれかい。
じーーーっと見ていると、なーるほど?

全部!
以上
夕暮れ時には色調が変わり、濃い目のブルーでスレンダーボディーを際立たせます。
いろっぺ~~
[#IMAGE|S53#]
シートに身を沈める時、ボンネットに目をやるとかなりコンパクトに見える不思議なデザインです。微妙なフェンダーの膨らみがセクスィーすぎるのです。
飛ばしたい、抜きたい心にブレーキをwww
996カレラで一番のお気に入りがマリタイムブルーのボディーカラーです。
この色が何故にお気に入りかというと、色の三原色の一つであることにあります。
色の三原色には二種類あるようですが、そのどちらにも「青」が存在します。
白と黒というようにいわゆるモノトーンは頂点にある色ですから別として、「青」は原色中の原色と言えるのです。
原色は人の心に格別の衝動を呼び起こします。
私がさして興味のなかった996に飛びついたのも「色」からです。
不思議なのが、こんなにいい色なのにポルシェが標準カラーにしなかったことです。
それは997でも標準カラーにされていませんから不思議なことです。
996のカタログによればマリタイムブルーはカスタムカラーで、当時でも55万円もの!オプション設定になっていました。
空冷時代は標準色か、通常のオプション設定っだったようですから不思議です。
フロントフェンダーはAピラーに向かって僅かに低くなっていきます。
もしかしたら低くなってはいないのかもしれませんが、デザイン的にそう見えるのです。
このデザインは、60年代レーシングスポーツに見られるスタイルでもあります。
そんなことを考えると、996デザインとは「スルメ」のようなもので、乗れば乗るほどに味わいが出てくるのです。
ディス・イズ・ザ・クーペ
イッツ・マイ・オンリーワン
お気に入り画像です。
