朝早く749Rの新たなオーナー君は友人と共に機関砲の引き取りに来ました。
カウルを外していたので、メンテナンスのレクチャーをしながら組み上げていきます。
新しくオーナーになる彼は別の営業所に勤務する後輩になりますが、カウルを組み付けながら色々と聞いてみました。
どうだ、このドライカーボンのカウルは、持ってみな軽いだろ、ドライカーボンって知ってるかい。
いや、知りません。・・・
見てみな金色に輝くオーリンズのサス、単体で買ったらたかいんだぞ、知ってるかい。
聞いた事はあります。・・・
749Rのコンロッドとバルブはチタンでできているんだぞ、知ってるかい。
チタンってなんですか。・・・
バルブの駆動はデスモドロミックっていう構造になっているんだ、知ってるかい。
知りません。・・・
クラッチはスリッパークラッチが付いているけど、知ってるかい。
スリッパークラッチってなんですか。・・・
このオートバイがドカティーだってことは知ってるよね。
それは分かります。
新しいオーナーはこのオートバイについて呆れるほど素晴らしい事前知識を持っています。
でも、いいんです。
彼は跨った時、満面の笑みをを浮かべとても嬉しそうにしてくれたから。
「豚に真珠」だった私から、「猫に小判」の新オーナーへ。
大事に大事に乗って下さい。
さようなら、ドカティー749R
転ばされないことを祈っています。
ドカティーがいなくなった今日、ドカポルは終わらせていただきます。
ほな、さいなら。
Posted 11月 1st, 2008. 4 comments
4年5ヶ月の間、私に目の保養をさせてくれたドカティー749Rと最後の夜を過ごしています。
明日の朝このガレージを出て新しいご主人様に引き取られていきます。
そして、今夜が「ドカポル」の最後の夜となりました。
さようなら749R、今夜はゆっくりと寝てくれ。
明日からははるかに若いご主人様の元で、赤い機関砲に復活だ。
Posted 11月 1st, 2008. 3 comments
ボローニャ生まれの赤い機関砲、「ドカティー749R」に車検を付けてあげました。
いつものようにユーザー車検で臨み、そしていつものように光軸で落とされラインを2回通って無事合格しました。
帰り道はいつも以上にぶん回して名残を惜しみます。
そう、車検を通したのは手放すためです。
予定では別の営業所の部下が買ってくれる「はず」なのですが、一度売り惜しみ発言をしてしまったので気が変わってしまったかもしれません。
はたして本当に買ってくれるものやら。
そして今日はもう一つ作業をしました。
BMWR100GSパリダカのタイヤ交換です。
タイヤの山はまだあるのですが、2分山近くまで磨り減ったタイヤは、あのグニョッとしたアスファルトを掴むようなヒステリシスグリップが無くなってしまい安心して倒しこめなくなったためです。
発注していたタイヤが届いたとのことで前後のホイールを外してパーツショップに行ったところ、届いていたタイヤはなんとチューブタイヤでした。
私がタイヤカタログのTLという文字を見落としてしまったことが原因ですが、ショップでは商品の交換に応じてくれたたため再発注となりました。
これで少しはガレージが広くなりそうです。

前後同時に外しているので安全のためウマを掛けていますが、旧ボクサータイプは前後バランスがとれている位置にメインスタンドが付いているので、ウマ無しでもつぶれることはありません。

巷は三連休なのに、昨日は一晩中夜のお仕事、そして明日も仕事、嬉しくて涙が出そうです。
街の浮かれた雰囲気を少しでも味わうため、高速を少し走りました。
もしかしたら気分次第で、もしかしたら、何処かに行っちゃうかもしれない運命のRSを走らせます。
水冷のウルトラスムーズに回るエンジンと違い、同じ水平対向なのに「なんでこんなに振動するのよ」という空冷の荒々しいサウンドに全身まみれてみました。
インターまでの数キロは、ミッションオイルが温まるまで少し渋かったストロークも、ETCを潜り抜ける頃にはスコンスコンと軽くなります。
ランプウェイをバリオラム全開にさせて本線に合流ダッシュを掛けます。
短い時間ですが猛烈な吸気爆音に包まれ眠気も一発で吹っ飛びます。
早く手放して普通の生活に戻りたいのに、これをやってしまうと決心が揺らぐのです。
とりあえず今月は頑張って持っておくか。
ところで、今日は今年初めてF1中継を見たのですが、やたらとへんてこりんな角が付いたボディーは何なんでしょう。
はっきり言って醜い姿でした。
312Tが全盛だった頃のF1は皆美しかったのに。
もう見てあげない。
非常時における速やかな処分を目指すため、ホイールはスピードラインに戻そうかと考えています。www
そして、BBSは996カレラに装着(超下品)



Posted 10月 12th, 2008. 2 comments
あまり乗る機会がなくなった3台、順次手放していくことになりました。
今日、最初の一台にオファーが入りました。
近いうちに現車確認してもらい、納得してもらえればドナドナです。
車とオートバイを楽しむには、ちょっと持ち過ぎました。
物欲は満たしてくれたものの、その維持にストレスを感じて楽しめなくなっていました。
更に、私の病気でもある「飽きちゃったかも」が抑えられなくなってしまったのです。
一台減らしてみて自分の気持ちにどんな変化が起きるか、試してみます。
ものすごく後悔を感じるならば残る2台は手元に残るでしょう。
でも、呪縛から解放された感じを得たならば、残る2台も新しいご主人様の元に旅立つでしょう。
ドナ ドナ ドーナー ドーナー 荷馬車は行くよー
Posted 10月 6th, 2008. 2 comments



雨の関越は浸透舗装が進んでルースターテールが時たま見られるだけです。
以前のスタンダードフードにウィングを畳んだ仕様だと水煙は車体の後方で見事に集束し911ボディーが空力に優れている事が分かります。
まるで風洞実験を見ているようで興味深いものがあります。
そして今日、記念すべき一歩をRSに記す事ができました。
一昨年の11月に達成した77777キロから1年と9ヶ月で巡ってきたぞろ目、まるで日食を見るようです。?
88888キロ、末広がりで縁起がいい「8」が五つ並んだメーターは、そのまま何時までもとっておきたい感情が湧いてきます。
はたして、次のぞろ目「9」の五並びは来るのでしょうか、私にも分っかりませーん。
ほとんど乗らなくなってしまった993RSです。
水冷を覚えてしまってからは普通な車に慣れてしまい、乗り出す元気が無くなってしまいました。
それでも毎日布団に入る前にはガレージの明かりを点け、その姿を舐めまわすように鑑賞しています。
明日からの一泊ツーリングを控え、タンクには溢れるほどGASを詰め込んであげました。
降雨確立100%!!
いいんです。
乗ると決めたら乗り出します。
雨の高速は空水冷になってエンジンをよく冷やしてくれるでしょうし、少しくたびれてきた車体には適度な運動が必要です。
調整式のRSウィングも一番角度をつけたリーゼントで決めました。
雨の関越道、ルースターテールを巻き上げて爆走してきます。
インプレッサSTI、喧嘩上等!!
順法走行(エコラン)に我慢できるならついてみろ。
磨き上げたボディーときらめくホイール
明日、たっぷりと濡らしてあげます。

久し振りに付けたRSウィングで、重みに耐え切れないエンジンフードダンパーは手を添えていないと勃起しません。
オーナーのそれとぴたりシンクロしています。(技術点満点!)

Posted 8月 23rd, 2008. 2 comments