ビデオにとったバーレーンGPを見た。
最初の4・5周だけだけど、かつての(10年くらい前)興奮は沸いてこなかった。
レースの内容よりアナウンサーの繰り出す言葉が面白かった。
例えば「フライング・フィン」。
この言葉は最初ラリーでよく言われていた。
昔見たWRCのテレビで、なんでフィンランド人は速いのか取材していた。
答えていたマキネンか誰か忘れたけど、「フィンランド人は右足が重たいんだよ」と言ってた。
なるほどね。
だったら琢磨も井出もシューズの中に鉛入れれば速くなるんじゃないか。
N・ロズベルグというドライバーがいることも知った。
こいつはもしかしてケケ・ロズベルグの息子か?
とりあえず来シーズンのフェラーリは、シューマッハとマッサ、どちらの替わりにロッシが乗るんだろう。
そっちの方が面白そうだ。
続きは明日以降見ようっと。
会社の社用車に、新たにゼロクラウンが納車された。
トヨタのクルマには基本的に興味が湧かなかったけれど、こいつはなかなかいいクルマだ。
先代までは、いわゆる「ダンナ」のクルマって風情があって、乗りたい気持ちは湧いてこなかった。
でも「ゼロ」はスタイルがいい(今頃気付いた)。
正面から見ると、見事なまでのダンブルフォームで絞り込まれ、サイドは前後のガラスが思いっきり寝かされ、高めのショートデッキは控えめなダックテールで処理されている。
中を覗けば、前も後ろも結構彫りの深いバケット風シートになっており、特にリアシートの造形は4シーターを思わせるほどで大変よろしい。
個人的には、トヨタセダンの中で最も完成されたフォルムではないかと感じている。
いつかはクラウンではなく、一度はクラウンって気にさせてくれる。
でも、このクルマを買う金があったなら、「おもちゃ」として遊べるクルマがいくつも買える。
だから、一生買わないだろうな。
とりあえず、仕事で乗る機会あるし。
昨日は部下の結婚披露宴に招かれ、酒をたらふく飲ませてもらった。
新郎の紹介で、趣味は宴会と言うくらいだからその言葉に甘えて出てくる酒は和洋問わず飲みまくった。
最後に新婚旅行はパプア・ニューギニアかニューカレドニアだかに行くと言っていたけど、749S隠し持ってる事怖くて嫁さんに話していないらしい。
かわいそうに、「嫁さん乗れても、ドカには乗れず」だな。
そんな訳で休みの今日は昼近くまで布団の中で過ごすはめになった。
昼過ぎて、床屋の足に使ったのはTLR。ほぼ4ヶ月振りにエンジンに火が入った。
床屋の後は、同じ町内にある自転車プロショップタキサイクルを覗いてきた。
キャノンデールに関しては、販売台数国内トップクラスのこのお店、置いてあるロードやクロカンバイクはよだれが出そうなものばかり。
つい先日、「狼の皮を着た羊」に物欲を刺激されたばかりなのに、更にロードレーサー。
どうも最近は、精神衛生上よろしくない環境を自ら作り出してしまう。
調子に乗って飲めない?酒を飲んでしまった。
TLRはトライアルランド印旛がよく似合う。
RTL250、ルーツはTLRに辿り着く。
娘が成人してから忘れていたひな祭り、昨年生れた孫が女の子なので、久し振りに雛人形が我家に飾られることになった。
それにしても、この手の人形の高い事。(初孫なので買ってあげた)
自分の欲しい物意外に、価値観の見出せない「社会生活障害者」の私としては、この人形がポルのタイヤ代に匹敵すると思い出しただけで、「もったいない」気持ちになってしまう。
とは言え、孫が人形見つめて訳もなく笑ったりする姿を見ると、とても嬉しかったりもする。
ということは、「自己チュー」障害もまだ軽いということか。
本日、爺馬鹿でした。
クルマ雑誌を買わなくなってかなりの月日がたった。
いつもは本屋の立読みで気が済んでいたけど、昨日「衝動買い」したカーマガジンは危ないクルマ本だった。
912が欲しくなった。でも今日更にページをめくったら、S800が出てる。
私はSだったらS6クーペが欲しいんだけど、S8見てるとその情念がめらめらと燃え上がってきた。
物欲という果てしない欲望を刺激する「カーマガジン」買わなければよかった。
どうして1台のクルマで満足できないんだろうか。
本当にビョーキなのかもしれない。
私の日記によく姿を現す「風車」は、我が家からクルマで5分も走れば着いてしまう印旛沼の辺にある。
単なる観光目的で建てられたものだが、れっきとしたオランダ製だ。
名前もついていて、「リーフデ」という名前がついている。
この「風車」は何かの役にたっている訳ではないけれど、風を受けて羽根が回れば、ちゃんと水を汲み上げる。
内部の見学も可能で「風車」の仕組みがよく解る。
ベベルギアと同じ働きをする木製ギア、石を丸く削った台座に乗っているだけの車軸、潤滑油はラードか蜜蝋を使い分ける。
メカ好きにはお勧め。


「三国一」、「究極」や「最高」つまり「この世で一番」のクルマはいったい何だ。
世に数あるクルマメーカーもそれを目指して新しいクルマを作り続けている。
カタログや雑誌を読めば、「究極」や「最高」という言葉が溢れてる。
そう、その時は、「究極」や「最高」でも1年もすれば「旧式」で過去のものとなる。
人間の欲望に際限はなく、さらに上手くできたもので、時間も無限に続く。
では、生きているうちに「究極」や「最高」は手に入らないのか。
そんな事はない。初めて車に興味を持ち、いつかは手に入れたいと思ったクルマこそが
「究極」や「最高」で「三国一」のクルマなんだ。
そういう私も、新しく発表されたスポーツカーに心躍らせているけれど、ようやく手に入れた今のクルマに乗ってしまうと「浮気」な気持ちもどっかにいってくれる。
古くても新しくても、自分にとって一番が「三国一」のくるまだ。
何書いてるんだか良く分らなくなったので、おしまい。
バイクなら、やっぱりこいつが「三国一」。
749R?勿論いいけど私にはGSのデザート(とびっきりの)。あと20歳若けりゃ逆だったかも。
F1日本GP
2006年、今シーズンのF1開幕戦は東京GPから。
コースは、鈴鹿でも富士でもない。
「東京インペリアルサーキット」
あのF1胴元の「バニー何とか」と石原親分が企んで実現した。
東京都心の公道を閉鎖して特設された、ギアサーキット。
コースは何のことはない、いわゆる「皇居一周」。
勝者には、恐れ多くも「天皇賜杯」を賜ることができる。
モナコGPにも匹敵する格調高い大会だ。
私はFIドライバー、それも皇帝と呼ばれた天下無敵のドライバー。
ドライブするマシンは改良を重ね、他の追従を許さない「ドカポル006」。
今私は、スタートゴールラインである「馬場先門」の交差点でじっと前を見詰めている。
正面に見える気象庁の屋上は太陽の光を受け、眩しいばかりに光輝いている。
今朝の天気予報「晴れ」は間違いないんだろうな。
そんな事を考えていたらいつの間にかスタートが迫ってきた。
スタートシグナルはいきなり赤から青に変わる変則スタート。
なぜかコースとは直角に向いた意味不明のシグナルが、青色から黄色そして赤色に変わる。
この2秒後スタートシグナルは青色に変わってスタートだ。
ここで焦っちゃだめだ。フライングは、シーズン中2点のペナルティーと9000円の罰金が科せられる。
F1ドライバーにはかなり痛い出費だ。
そしてシグナルが「青」に変わった瞬間、レースは始まる。
短いホイールスピンの後、マシンは猛烈な勢いで加速する。
ゆるい左コーナーを加速しながら抜けてまずは「竹橋コーナー」に飛び込む。
このコーナーを決めれば、翌日の毎日新聞はトップページで私と006を掲載してくれるだろう。
スタート直後はトップスピードからの進入ではないから、まずはしっかりと自分のスペースを確保。
3速から4速へとシフトアップしながら代官町中速S字コーナーへ向かう。
緩やかな上り勾配がついたS字コーナーは、前輪に加重がかからずアンダーを出しやすいから気を抜けない。
千鳥が淵沿いのたらたらと続く緩いカーブは、余程のことがないかぎり抜かれる心配はない。
しかしこの後のコーナーがくせものだ。
左直角コーナーは反対側に「英国大使館」があり進入のライン次第では後続にパスされかねないし観衆も多い見物コーナー。
この「ブリティッシュコーナー」を絶妙なライン取りで抜け、私はトップを維持している。
この後は三宅坂まで一直線、途中半蔵門でコースのピークを超え一気に下る。
国立劇場を過ぎ、最高裁に差し掛かったところで6から5速にシフトダウン。
それでも200キロは超えているであろう速度で「三宅坂コーナー」にアプローチ。
ここで試される各マシンの空力特性。
この時ドカポル006は、私のドライブに完璧な挙動で応えてくれた。
「怖くない」
前も後ろもしっかりとグリップして抜けそうな感触はない。
そして、ここからはドライバーの度胸試し。
国会前交差点の緩い左カーブと、続く警視庁横のこれまた緩い右カーブ「オー・コエー」。
5速べた踏みで行くか、それとも6速パーシャルで抜けるか悩むところだけど、オープニングラップは勿論5速べた踏みで抜ける。
ここはコースの中で、ダウンフォースも効いて、最も強い横Gを左右連続して受けるハードなポイントだ。
桜田門を通過して、このコースもう一つのパスポイント、最終コーナーである祝田橋交差点
「イワイダッチューノ」に進入。
ここも直角に左へ回るから、ブレーキの我慢比べになる。
ここを超えればゴールラインを通過するホームストレッチ「ババサッキ」だから、ほとんど1速からの加速・最高速勝負。
2速、3速と加速してオープニングラップはいただいた。
と、思った瞬間。
スタートシグナルは青から黄色に変わった。
いけね、止まらなきゃ。
ゴールライン直前で停止。
後続のマシンの中には赤色シグナルを無視して駆け抜けていくマシンもいる。
「ずるいぞ」
と思った瞬間。
何処から現れたか、赤いランプをくるくる回し、甲高いサイレンの音を響かせながら白いモトが飛び出していった。
おおっ、コースマーシャルだ。
危ないところだった。
なにしろ次のライセンス更新は、なんとしてもゴールドライセンスに復帰しなきゃならないからな。
「安全第一」レースは二の次。
一周5キロの「東京インペリアルサーキット」で、
「F1天皇杯」
なんての、あるわけないな。
アホな夢でした。
昨夜「青山劇場」で「夜会」を鑑賞してきた。
「24時着、0時発」と名づけられた「歌劇」の中で彼女は一曲のヒット曲も歌わない。
実は「夜会」に行かないかと誘われた時、ただのコンサートの倍はするチケット代に、ヒット曲1曲も聴けないのにと躊躇した。
それでも、プラチナチケットが手に入ったんだから行こうと、半ば強引に誘われ行ってきた。
S席、前から10列目くらい、しかも真正面。
「夜会」の宣伝コピーは「みゆきの歌に手が届く」とあったけど、本当にステージは目の前にあった。
開演から途中休憩を挟んで2時間半弱、全部で15・6曲聞かせてくれただろうか、全てはこの「歌劇」のために書き下ろされたオリジナル曲だけど、彼女の魅力と実力を余すことなく私に伝えてくれた。
本当にすごい。
一緒に行った友人は「鳥肌が立つ程」と表現したけど、正にぴったりの表現かもしれない。
幕が下りたとき、確かに「みゆきの歌に手が届いた」ような気がした。
いい夜を過ごす事ができたし、クルマ文化以外の文化に触れた貴重な一日でした。
今度は、ヒットメドレー歌う「コンサート」いってみよう。
