熟練したマイスターが作り上げた伝統の技を残すか、
それともマエストロの類まれな閃きによって生み出された工芸品を残すか。
危機を回避するため手っ取り早い方法を考えています。が、結論は出ません。
とりあえず明日、マイスターの作り上げた機械を動かします。
これをと決め付けて乗るとロクなことが起きませんから、とりあえず乗るだけです。
マイスター作

こちらはマエストロ作

乗り換えるつもりで衝動買いした996カレラです.
ところがRSは惜しくて手放せないでいます。
996には何も不満はないのですが、こういう状況になってみると「似て非なるもの」とはいっても似ているところはある訳で、どうせだったら全くジャンルの違う車にしておけば良かったかなと微妙に後悔をしているところです。
だからといって無駄を無くすためにRSを手放そうという気はおきません。
それは先日スーパーまでの買物車で「ふっ飛ばした」時に強く感じたのです。
長距離・長時間走行は996に負けますが、チョイ乗り、あるいは県内を暴走する程度ならば身体へのダメージも我慢の範囲で、より「遊んであげた」充実感があります。
こんなこと冷静になって考えれば最初から分かりきっていた事な「のに」、制御不能な状態になっていたんでしょう。
ひと月前に書いた記事を思い出しています。
衝動とは、
人の心や感覚をつきうごかすこと。
反省や抑制なしに人を行動におもむかせる心の動き。
衝動の後にやってくるのは憔悴。
これは、乗る機会を失って考えているばかりだからなのでしょうか。
車もバイクも乗らなきゃ、ただの鉄屑。
次の休み、朝から乗りまくろう。
ブログを始めて今日でちょうど三年となりました。
その間に書いた記事の数は間もなく600本。よく続いたものと自分でも感心してしまいます。
私は自他共に認める飽きっぽい性格でありながら、どうして続けてこられたかを考えてみました。
結論から言ってしまえば
自己顕示欲 が強い
つまり、自分のお気に入りの逸品を見せびらかして満足感を得るというイヤラシイ性格が原動力となっています。
更に、掻いてる記事は常に自己満足感だけを書いており、言ってみれば記事の数だけ自慰行為にふけっている訳です。
こんな調子ですからいくらだって続くのですが、段々と世間一般の感覚とズレが増したようで、ただでさえ偏屈なオヤジは益々社会との協調性がなくなってきたようです。
昨日は三週間ぶりの休みで、久し振りに朝寝三昧を満喫しました。
夕方までは何もする気力も湧かず、ただただマッタリと時間を浪費し休養に努めました。
日も傾いた午後5時過ぎ、RSに点火しスーパーまでふっ飛ばします。
996カレラはこの期間中に何度か@@@@として見事な活躍をみせ、しばらくは乗らなくてもいいかなって感じです。
それにしても、あまりにも疲れ過ぎてしまいバカへのリハビリはまだ当分かかりそうです。
4年目のドカポル。
私の記事を読んでいただくことにより、自分自身がいかに正常であるかをどうか実感して下さいませ。
雨の合間に掃除をしたら新たな発見がありました。
Aピラーの付け根に生えるバックミラーはドライバー側の取り付け位置が少し高くなっています。
ポルシェに限らずVWなども左右のミラーは違いがありますが、ドイツ車の人間工学へのこだわりは国産車以上なようです。

2週間がこれほど長く感じた事はありませんでした。
その長い2週間、私は朝から晩まで東京駅で生活をしていました(半プー太郎)。
駅の中は当然車やバイクが走っている訳もなく、何か興味をそそる対象を見つけなければなりませんが、労せず興味の対象は見つかりました。
それは、当然
「電車」
です。
電車といっても、何百本も山手線外回りと京浜東北線南行電車ばかり見ていたのですが、観察するほどにいくつかの発見がありました。
まずは車両の編成から、
山手線は11両編成で、モーター車両は6車両
京浜東北線は10両編成で、モーター車両は4車両か6車両
使用している車両は、両線とも基本的に共通で「E300系」です。
更に細かく分類すると、
山手線は全車両E320・321ですが、
京浜東北線はE308・309、E320・321、E322・323と3つの編成に分かれています。
京浜東北線のE322・323が、モーター車両6車両という最新?の車両使った編成です。
さて、このいくつかある電車を見ているうちにどの列車が一番早いか興味が沸いてきました。
もちろんホーム上から停車・発車の電車を見ているわけですからスピードを計る訳ではありません。
0~200メートル弱の加速測定をしてみました。
その結果は、
山手線が、22秒くらい
京浜東北線が、24・5秒くらい
といったところで、山手線の発進加速は在来線最速なようです。
運転士のスロットル?操作を観察すると、動き出して1・2秒後にはフルスロットルで電車まかせ加速にしていますから技量による差はあまりないようです。
しかし、ここで疑問が生じました。
山手線は全車11分の6でモーター車両が編成されており、京浜東北線の10分の4編成より早いのは納得できるのですが、京浜東北線最新車両は10分の6編成ですから山手線より早いはずです。
ところが、この最新車両も10分の4と変わらぬ加速しかしません。
この疑問は直接車掌に聞くことによって解明されました。
この最新車両導入当時フルパワー運転をしていたそうですが、加速力の増加と回生ブレーキの効きが良すぎて乗り心地の悪化と車内転倒事故が増えてしまったようで、結局出力調整をして従来どおりの加速に留めたそうです。(もったいない)
ただ余力が増したことによって消費電力が抑えられて経済性は増したそうです。
さて、最近の電車の加速・減速時の音を聞いているとオートマチック車のごとく音が変わっていきます。
実はこれ、VVVF(インバータ)とPWMとかいうパルスの変調音だそうで、パルスモードの数だけ速度の変化によって変調するそうです。
最後に、10両あるいは11両で編成される列車のどの車両が一番乗り心地がいいか考えてみました。
列車の横にはそれぞれ識別記号が記されています。
一例を挙げますと、
クハ 先頭車両(運転台付き)
モハ モーター車両
サハ 中間ドンガラ
ナハ せんだ みつお
となりますが、VVVFの変調音に浸りたいならモハ、静粛性を求めるならばサハといったところでしょうか。
以上どうでもいいお話でした。
東京駅へ発着する数ある電車の中で最も存在感を示しているのが、EF66と言えるでしょう。
10番線ホームに寝台車を残し先頭連結換えのため神田側でスイッチバック、9番線ホームを時速20キロ程でゆっくりと有楽町方向に走り抜ける時、東京駅はクライマックスに達します。

これから当分の間お休みは取れません。
お国の威信をかけた大切な仕事に微力ながらも携わることとなり、何事も無く終わってくれればいいなと思いますが、ここ暫くはポルシェに乗れない事となり大変辛い思いをしています。
そこで、少しばかりの時間ができたので2台のポルシェのイッキ乗りをしておきました。
まずは993RSでいつものオープンロード?を最近したこともないくらい乱暴に振り回して遊びます。
ここ2週間ほどは996カレラが面白くてほとんど乗る機会がなかったのですが、やはりレン・シュポルトの名は伊達ではなく、996カレラでは到底得られる事のない「スポーツカー」を味あわせてくれました。
スロットルを開ければダイレクトに感じる負荷や、固いサスから感じる路面状態など、その重量差100キロ以上に強烈なパッションを感じます。
何度も書いてしまいますが、「似て非なるもの」とは正にこの事ではないかと感じます。
近所を20キロ程振り回した後はRSをガレージにしまい込み、静かなるGTカー996カレラで熱くなった脳ミソのクールダウンに入ります。
近所の高速を一区間、10キロ弱で300円也を支払い「GTカー」を感じます。
聞こえてくるのは、5分山以下に擦り減ったミシュラン・パイロットスポーツのタイヤノイズだけという極めて乗用車的な乗り心地に不満はありません。
6連装CDに仕込んだ昭和のヒット曲集を聴き、法外な速度表示を示すメーターを見ながら、この車の選択が間違っていないことを確信しました。
この2台は乗るほどに違いを感じながらも、まぎれもなく共に「ポルシェ911」であることを実感する素晴らしい車であることに今更ながら感動を覚えるのです。
しかしながら、この快楽を維持するために今や家計は火の車を通り越して「炎上中」であります。
しかし、柱一本焼け残らない状況になるまで、いや骨の髄まで燃え尽きてもいいという気にさせる「2台のクーペ」なのです。
「馬鹿は死ななきゃ直らない」
まったくもってその通りです。

2台目のポルシェを手に入れた興奮もすっかり冷めてwwwかなり冷静にこの過走行ポルシェを評価できるようになりました。
お店で初めて見たときは、なんて綺麗な車だろうと感じて舞上がり、店長さんの言う「3万キロと言われればそれで通りますよ」を真に受けてしまったのですが、確かにそう言われればそうだし、5万キロですと言われればそうでもあるし、間もなく10万キロといわれれば、やっぱりね。という固体であります。
この過走行を一番感じるのがシートのへたりで、助手席側の全く使用感のないシート(前オーナーは独身とプロファイリング!)と比較するとイマイチ腰が無い感じがします。
次に感じるのが塗装で、購入時に店長さんが持っている塗膜厚チェッカーで全身くまなく点検して一度の加修歴も無いことは確認できたのですが、非常に細かい磨きキズは無数あり、斜光線で見るとやはり走行距離を感じさせてくれます。
そして最後が車内のエンジンキーホールにかなりの遊びが出ており、セル始動時に差込具合によっては引っかかりが出てしまうことです。
ただし、逆に言えば使い込まれた車を感じるのはこの程度しかなく、オドメーターさえ見なけりゃ十分にいけてる車であります。
エンジンに至っては、過走行にありがちなハンチングも無ければ不安定なアイドルもありませんし、なんといっても「過走行RS」より格段にスムーズ&パワフルなところが気に入ってます。
ミッションは、996からワイヤーリモートになったそうで、993と比較するといかにもといったフィーリングですがシンクロのへたりもありませんから問題無しです。
クラッチは何と3回も交換しており、3回目ははツインマスのフライホイールまで交換してありますからストロークとタッチに不満はありません。あえて言うならば、レバー比の関係でしょう993RSより踏力を要することです。
またクラッチOHに付随して、クランクシールとインターミディエイトシャフトシールの交換も毎回行われていますから、おそらく私がこの車に飽きる間(5万キロくらい?)は手付かずで大丈夫でしょう。
前のオーナーさんは余程の下手くそか、それとも神経質な人だったのか、あるいはハズレ車だったのか、後者でなければありがたいことです。
ブレーキ関係もローターとパッドやホース類が交換されており、交換後さほど経過していないので心配はありません。
これらを踏まえた上で価格と総合的に判断してみると、走行距離だけ見ると相場より「高い」のですが、付随する数々のメーカーオプションや、何と言ってもまず街で見かけない色マリタイム・ブルーで(リビエラ・ブルーと勘違いw)、6年前に前オーナーさんが支払った乗出し価格が1200万円位と推測すれば十分帳尻が合っているような感じがします。・・・今のところは
さて、最新の911は997後期型が発表されこの996後期型も市場での価値は下落の一途をたどっていくことでしょう。
しかしその反面、最後の空冷に対する評価はというと、極端に上がることは無いにしろ下げ止まった感じがします。
更にRSに限って見ると、歴代空冷RSの中で最も俊足を誇りながらも一番軟弱者なRSという評論家先生達の手厳しい評価にも拘わらず「不当なww高価格」で取引されているようです。
この状況が続いている限り、乗る機会を失った私のRSですが、慌てて売り飛ばす事もなかろうという気がします。
したがって余裕などないのですが、豪勢にも「コレクション」として可能な限り動態保存していこうと考えています。
あと数年で998が世に出てくるでしょうが、あわよくば空冷993が世のお金持ちの間でコレクターズ・アイテムとしての価値を高め、大ブレークしてくれないものかと密かに期待しているのです。←セコイやつ
ところで、10万キロ走った996はどんなものかとPC市川に問い合わせたところ、チプトロではありますが、マニュアルでは未だ見たことございません。だって
ある意味希少な996なんですー。wwwwwwwww
そのうち996も飽きるから、おとなしくガレージで寝ていなさい。
ポルシェ2台体制を維持していくには、いずれどちらかを売り飛ばさなければなりません。
女衒ドカポル