今日は父方の伯母の葬儀に参列してきた。
享年94歳。
亡くなった伯母以外の兄弟は、私の父を含めて皆70歳前後で他界しているから、たいへんな長寿だった。
どうすればこんなに長生きできるのか、亡くなる前に聞いとけばよかった。
あと50年近くいきていたら世の中のクルマはどうなってるんだろう。
多分ガソリンエンジンも今のジーゼルみたいに世の中から締め出され、音も無く走る電気自動車の世界になっているんだろうな。
爆音のしないクルマはつまらないな。
もしもそうなったら、子供の頃自転車のフォークのメンコを付けてスポークに叩きつけて音を出した要領で、ホイールの回転に合わせて音の出る仕組みを考えよう。
もしかしたらメーカーが考えて、「メンコ4連装、ハートに響く音を演出!」なんてキャッチコピーで売り出したりして。
ありえないな、馬鹿な事考えてないで早く寝よっと。
よーく寝るのも長生きの秘訣らしいから。
考えてばかりいても前進しない。
RSのカフェレーサー計画を実行しようと、具体的に進めることにした。
モディファイのコンセプトは「レスチューン」つまり外せるものは何でも外す(軽量化)。
現在クラブスポーツ・リアウィングは中古ノーマルに交換済み。
フロントチンスポは、ヤフオクの落札に失敗したのでポルシェセンターで新品の値段を聞いてみた。
バンパー本体はノーマルと共通だからそのまま使えるけれど、ロアーパーツが3点で5万円弱。
塗装代を含めて10万円近くになってしまう。
べらぼうな値段を予想していたから意外と言えば意外だったけれど、見た目を替えるだけで10万は痛い。ドカの車検も迫っているし。
という訳で、現在どうしようか思案中。
ポルジャパンの担当さんも、わざわざRSチンスポからノーマルに替えてしまうのが理解できないようだった。
どうすっか、どうすっか、どうすっか。
んー、やるしかないな。

月曜は週の仕事始め。憂鬱な気分で駅を降りる。けれど、職場までの運河に跨がるこの橋は、汐の匂いに包まれそんな気分を癒してくれる。彼方に望むレインボーブリッジや、カネボウ三角ビルも快晴の空の下朝日を浴びて、とっても綺麗。
一週間頑張るか。
寝返りできるようになった我が家の孫。
4頭身の身体で見事なイナバウワーポーズをとる。
それにしても、すごい背筋力。
私にはこんなことできない。
お昼ご飯を食べに鴨川までRSを飛ばした。
片道120キロを1時間半でついてしまったから、渋滞時間を外せば高速は早い。
行ったお店は2月も食べにきた海鮮食堂で、たのんだメニューも同じ。
2月のツーリングは雨が降って消化不良ぎみだったけど、今日は快晴で正にツーリング日和。
前回はこのまま同じ道を引き返したが、今日は天気もいいので鴨川の山道を抜けて帰宅することに。
県道89号線で山に入ったら、これがとっても面白い道だった。観光客はまず走らないから「がら空き」で、里山を縫って走る道は伊豆箱根程ではないにしろ十分楽しめるワインディングになっている。
そのまま東京湾に出るはずが、あんまり面白いので途中から県道88号線を北上して館山道に帰ってきた。千葉の道は面白くない、今まで思っていたのが大間違えであったことを知ったとても収穫のあるツーリングになった。
今度はドカで来てみよう。
いつもの食堂で、いつものショット。
里山の集落を抜けて走る道は、バイクやスポーツカーにはピッタンコ
天気予報は見事に大当たり。
半井さんは美人で予報もよく当たるから大好き。
天気予報を信じ、今日は早起きしてバイク3台イッキ乗りを敢行した。
ここ2週間程乗っていなかったので、まずは一番パンチの効いた赤いモト「749R」を駆って北総地域を全開一回り。軽快なLツインサウンドに包まれ8割方満足したところで自宅に引き返す。
つづいて「GPZ900R」を引っ張り出す。
息子のバイクということもあり、めったに乗ることもないが、たまには水冷パラレル4も乗っておかないとLツインやフラットツインの感動が薄れてしまうので、脳ミソリセットのため乗ってやった。
いつものオールージュ、そこに続く全開ストレート。89年製のポンコツは野蛮な加速感と、K&Nのパワーフィルターから叩き出される吸気爆音でスリル満点。おまけに曲がらない、止まらないで空中分解しそうな気配がしてきたので早々に引き返す。
最後の締めくくりはGSパリダカ号。
カミソリのような切れ味や、強力な加速感もないけれど、ゆったりまったり、捉えどころのないフィーリングがハードに刺激した脳ミソをクールダウンしてくれる。
佐倉のチューリップまつりを見て床屋にでも行こうと思ったら、沼の対岸数キロ先で稲妻が走った。
寸前でスコールを回避し自宅に帰り着きセーフ。危なかった。
それにしても、若い頃は1日中走り回らないと満足しなかったのが、今では近所を一回りするだけで充電完了。後はガレージで撫でまわしていれば十分なんだから、ジジイになったもんだ。



追伸
フォトページちょっと更新しました。
湯河原へRSを駆って温泉旅行へ行ってきた。
助手席には75歳になる母を乗せて。
なにもバケットシートのクルマに乗せていくこともなかろうと言われそうだが、それは重々承知のうえでだ。
我が家にはトッポという普通なクルマがあるけれど、子供が孫を乗せて買い物に使うとかで使用不可。
ビートじゃ大人二人一泊分の荷物すら積めないからこれもだめ。
消去法で残ったクルマはRS。
健常者でも乗り込みにくいRSのバケットシートに、足が少し不自由なこの老婆がはたして乗り込めるか不安はあったけれど、湯河原に着くまでの何度かの乗り降りでしっかりと体得してくれた。
身体の小さな母は、お尻をバケットの淵に掛けタイミングをとってシートの中に落ちていく。
うまいもんだ。
バケットにすっぽり入り込んだ姿は、まるでチャイルドシートに乗せられた赤ん坊のようで思わず笑ってしまう。
こんなとき普通のセダンかミニバンだったら親孝行した気になれるんだろうけれど、しょうがない、こんな私に生んだのはアナタなんだから。
道中ケンカもせず何とか無事に家に帰り着いたけれど、考えてみたら母と二人で旅行したのは生まれて初めてだった。
今度行く機会があるのか分からないけれど、少し慣れたようだから次もRSだな。
母を実家に送り届けちょこっと洗車。何度見ても飽きないつるりんお尻。
帰り道の東名で997と少しばかり併走したけれど、彼のクルマも羽根をたたんだまま100キロプラスで走っていた。
壊れているのか、こだわっているのか。多分、彼も私のRS見て同じこと考えていたろう。

ポルシェとビート、どっちが面白いか?そんなつまらないこと考えてみた。
答えは、どっちもどっちで甲乙つけたがし。
でも、この二台の購入価格(共に中古)には恐ろしいほどの差がある。
なんと我が家のビートは、ポルシェの30分の1のお値段!!
それでいて、面白さは「がっぷり四つ」・・・いや、ビートが勝ってるかも。
置き場所と、あと少しばかりの資金があったなら、もう一台ビートを買ってバリバリのレーシング仕様作ってみたい。
ちょっと待て、912はどーする。
どうしましょ。