ガレージに腰掛けタバコをふかす。
なにげなくポルシェのノーズをじーっと見つめていたら、この顔どこかで見たような気がしてきた。
それもこのクルマを買うよりずっと前に。
水族館のウーパールーパーか、
ナミブ砂漠の片足上げてるへんてこトカゲか、
不二家のペコちゃんまでが頭の中をぐるぐる回ってきた。
しばらくして、そんな想像をかきたててくれるのが、ヘッドライトのレンズカットであることに気づいた。
何というか「つぶらな瞳」。
乗らずとも、楽しみあふれる911。
今日はたっぷり1時間。
足を伸ばして、半分居眠りしながらのんびり。
至極のひと時。
おやすみなさい。
昼前に雨も上がり路面も乾いてきたので、ドカを飛ばして10キロ程離れたDS2輪館までチェーングリスを買いにいってきた。
2千キロくらい前にディーラーでスプロケを交換して以来一度もグリスを塗った事はなく、さすがに乾いた感じがしていたのでメンテしてやることにした。
買ってきたグリスはヤマハで販売しているもので、ウエットタイプのもの。
ドライタイプは汚れなくていい分浸透性に不足を感じ、裏側まで浸透するウエットタイプにした。
ヤマハのケミカル商品は比較的安くて満足のいく使い勝手があり、ワイヤーグリスなども使っている。
お尻で決まる。
Eタイプのお尻には敵わないけど、羽根さえ広げなければ現代のクルマの中にあって十分「美しい」。かな?
ビデオにとったバーレーンGPを見た。
最初の4・5周だけだけど、かつての(10年くらい前)興奮は沸いてこなかった。
レースの内容よりアナウンサーの繰り出す言葉が面白かった。
例えば「フライング・フィン」。
この言葉は最初ラリーでよく言われていた。
昔見たWRCのテレビで、なんでフィンランド人は速いのか取材していた。
答えていたマキネンか誰か忘れたけど、「フィンランド人は右足が重たいんだよ」と言ってた。
なるほどね。
だったら琢磨も井出もシューズの中に鉛入れれば速くなるんじゃないか。
N・ロズベルグというドライバーがいることも知った。
こいつはもしかしてケケ・ロズベルグの息子か?
とりあえず来シーズンのフェラーリは、シューマッハとマッサ、どちらの替わりにロッシが乗るんだろう。
そっちの方が面白そうだ。
続きは明日以降見ようっと。
いつもの事で缶チューハイを飲みながらテレビを見ていた。
何気なく回したチャンネル(何年前のテレビだ)は、ディスカバリーチャンネル。
タイトルはは「世界のスポーツカーベスト10」だったかな?
まず冒頭に、スポーツカーとは何ぞやときた。
彼はこう言った。
スポーツカーはスリルを楽しむための「おもちゃ」。
なるほど当たっている。アメリカ人は表現が実にストレート。
前置きはこれくらいにして、
まずは第10位は
「カァーンタッシュ」
はいランボルギーニ・カウンタック。
当事はF1に最も近いクルマと称され、ガルウィングのドアはアメリカ人も憧れを抱いたそうだ。
第9位
なんと、「スカイライン33GT」。
GTRではなく普通のターボGTで、このクルマはあまりにも高性能で州によっては販売が禁止されたそうだ。
そして評価された理由は、コンピュータをいじればいくらでもパワーが出ることで、ほかのどんなスポーツカーにもない事らしい。
フェラーリと同格で評価していた。
別名「ゴジラ」
第8位
コルベット・スティングレー。
とってもアメリカらしい、愛国心溢れ、イーグルスを聞きながら走ったら最高。
粗野なところがたまらない、「マッスルカー」だと。
第7位
アストンマーチンDB5
初代ボンドカーに選ばれただけあって、英国らしい気品に溢れている。
ただし、運転には、常にスキルと注意力を要求する。
故障があまりにも(新車当時から)多いので7位。
第6位
ベンツSLR
もちろん昔のやつで石原裕次郎も乗ってたクルマだ。
番組では「ピカソの絵のようだ」と評していた。
ただしドライブフィールは、トラックを運転しているようだと酷評だった。
第5位
エンツォ・フェラーリ
以外にもこんなところだった。
性能はマクラーレンF1と肩を並べるほどだけど、そのデザインがバツで、オーナーとなるための苦労でとりあえず5位どまり。
第4位
ジャガーEタイプ
Eタイプは世界一美しいと賞賛していた。
またこのクルマは「セックス」を強くイメージさせ、あの長いボンネットは勃起したペニスそのものなんだそうだ。つまり、とても男性的なクルマ。
ただしこれも英国車の例に漏れず、特に電装がだめでルーカスは最低と評していた。ルーカスの冷蔵庫はビールも冷やせないって言ってた。
さあさあ、これより三役。
第3位
マクラーレンF1
世界最速のロードカーで、「官能的で大人のスポーツカー」。
ただ、オーナーさんは「三人乗りはいただけない、女の子を二人乗せたらケンカが始まる」と言ってた。
一人乗せれば十分だろ。
そして第2位は、
パンパカパーン、パンパンパン、パンパカパーン。
「ミアータ」
そう、ロードスターなんです。
絶賛していました。
世界中のスポーツカーメーカーの救世主とまで。
完璧なクルマ。
運転が楽しい。
楽しさNo1。
体感が全て。
値段やパフォーマンスじゃかなわないけど、フェラーリやマクラーレンにも負けない「スポーツカー」であることを、クルマに対して正直かつシビアに判断を下すアメリカ人が認めたクルマ。
ファン・トゥー・ドライブは世界共通だ。
そしてお待たせアメリカ人が(ディスカバリーチャンネル)下した世界一のスポーツカーは、
「ポルシェ911」(シリーズ)
40年の伝統は、そのスポーツカーとしての真髄をのこしたまま改良を重ね、かつ自然に進化してきた。
64年のデビューから今日の997にいたるまで伝統は確実に守られている。
等々、賞賛の言葉で埋め尽くされていた。
もちろんテールヘビーが要因となるオーバーステアにもふれていたが、これこそがスポーツカーの真髄「スリル」を生み出すものであることも言っていた。
見終わって思った。スポーツカーを一言で言い表すならば、「面白ければいい」につきる。
ただ早く安全に目的地に着くのは「GTカー」であって、「スポーツカー」にあらず。
スポーツカーの、スポーツカーによる、スポーツカーであるための「911」?。
911の歴史を「竹」の成長と考えるなら、ひとつの節目になった「最後の空冷」993。
言われなくても分かってるってか。
ようやく本屋に立寄る時間ができ、買って来ました911DAYS。
やはり、まず読んだのは「ポルシェでカフェレーサー」。
ざっと読んで自分がカフェレーサーの定義として思っていたことが、それほど外れていないことに共感。
大切なことは、「カッコイイ」事で、パワーとかコーナリング性能やらのスペックは、さほどこだわらなくていいことだな。
私がRSの羽根を取り外したのは、元はと言えば派手で「こっ恥ずかしい」からだったんだけど、
外してみると、元々ノーマルより3・4センチは低められた車高が更に強調されて、より「レーシー」な雰囲気を醸し出してくれた。
また、視覚上とても目立っていた構造物の排除によって、コンパクトで軽い印象にもなった(実際8キロ位軽量化できた)。
本当は930までの、エンジンフードにルーバーだけがついているシンプルなものがいいけれど、お金の掛かることはできないので、現状ノーマルウィング常に畳みっぱなしで我慢する事にしている。
73RSや74カレラの衝立のようなスポイラーも確かに格好いいけど、911であることをを主張するルーフからリアバンパーまで、「ツルン」と落ちたラインをスポイルするから(正にスポイラー)私の場合は何も付けない。
さてこれから何に手をつけていくか。
フロントのチンスポイラーは是非ともノーマルにしたいところであるが、新品つけるのはもったいないので、ヤフオクの出品待ちが続いている。
後は何をするか。
ガルフカラーのRSが格好よかったな。
まさか真似する訳にもいかないけど、ぶっといレーシングストライプは気に入った。
そういえば、60年代のレーシングカーは皆よくストライプをつけていたな。
でも何色のストライプだ?。
グランプリホワイトだから、「赤」。いや、これじゃかつての日本ナショナルカラーだ。NSXでやればかつてのF1、RAシリーズをイメージできるけど、ドイツのクルマだから似合わないな。
細めの「黒」で3本線。これじゃアディダスだす。
いっそのことドイツ国旗の「黒・赤・黄色」を鼻からケツまで引っ張るか。
悪くないかも、だけど派手過ぎ。
んー、浮かばない。
縦ストライプやめてサイドにマルティニストライプで囲ってみるか、これならかつての「モービーディック」をイメージできていいかも、でもそうなると、あの鳥居のような羽根を付けなきゃ今一だな、これもボツ。
大人しく「carrera」のデカール横に貼るのが無難かな。
考え始めるときりがない。
それにしても、RSってクルマはこんなとき好都合だ。大抵のものは最初からついているから、外す(取り替える)ことだけ考えれば済んでしまう。
もっとも、軽量化のため「付いてる物」が少ないないから、「外す物」を探す事に苦労するし、交換してグレードアップしようとすれば、べらぼうな金額が掛かってしまう。
以前ホイールをBBSに換えたいなと考え、ショップに値段を聞いたことがある。
標準で付いてくる「スピードライン」より上回るものとなると「LM」じゃ役不足だから、RSRやレーシングポルシェで使っている「GTⅡ」を考えた。
この「GTⅡ」ホイールは、BBSジャパンの取り扱い商品ではなくPROSITという代理店扱いになっており、値段は「LM」の2倍ほどもする。
それに、GTⅡを履くならRSRやカップカーのようにセンターロックにもしたいな、なんて考えたら国産小型車1台買えちゃう位の金額が掛かることを知り、あえなく断念したことがあった。
自分だけのカフェレーサー。
何を外し、何を付けるかクルマ眺めて考えてみっか。
つるんと落ちるお尻もオーバーハングが大きいせいか、十分に存在感を主張している。
この「たれっ尻」も、むしろ今時のスポーツカーのトレンドとなっている?。
ちなみに、このお尻の重さ、車検証によると820キロもあり、前足はたったの500キロで、フル加速するとウィリーする?。
元を正せばナローのボディーにブリスターフェンダーつけたようなもので、スリムな感じは無くなってしまったものの力強さは増した。
腹の下はそこそこ高さがあってこする事はないけど、このエイのヒレみたいなチンスポでアプローチアングルだけはF1並。