またしても何も持たずに検査場に乗り込みました。
オイルパンが少し黒ずんでいたのでコインスチームだけは掛けて検査官への礼儀を尽くします。
光軸も気になるので予備検屋さんで1000円也払って調整してもらいます。
996のライトは上下同時点灯するので下向きに紙一枚張ってもらいました。
必要な書類を買い込みサラリサラサラ、ここまでは慣れたものです。
しかし、かれこれ10回以上ユーザー車検をしていますが、何度受けてもラインに入るまでは緊張してしまいます。
検査官からスピーカー越しに車を前だの後ろだの指示されながら無事合格。
事務所で新しい車検証と標章を受け取りほっとするのです。
検査に要した費用は総額で6万円ちょっと。
993RSもそうですが、できることは自分で。できないことは見なかったことでwww
そうでもしないと分不相応に増やしてしまった車とバイクを維持できません。
この順番待ちが緊張するのです。

車検が近づいたので下回りの確認をしようとジャッキを掛けて後輪を持ち上げていたら、ジャッキと車体に挟んだ木っ端がずれてしまいサイドシルを凹ませてしまったようです。
更に、後輪直前サイドシルに取り付けられていた樹脂製の整流用パーツは割れて変形してしまいました。
傷つけないように配慮したつもりが壊してしまう原因を作るなんて皮肉なことです。
ただ、頭を潰されなかっただけでも不幸中の幸いといったところでしょうか。
破損状況は、大きな凹みはないものの樹脂製のパーツ交換だけでは済まないようで、近々PCセンターで診てもらおうかと考えています。
ポルシェの板金修理となると目玉がとb出でる程の料金を請求されてしまいますが、こんな時こそ車両保険様のお世話にならなければ掛けてきた保険料が無駄になってしまいます。
現在契約している保険は、20等級プラス長期優良、更に職場の大口団体割引等が適用になって購入価格を上回る車両価格を設定しているにも拘わらず、保険料年額は7万円を切っています。
今回自損で3等級ダウンしても、さほど割引率の低下がありませんから躊躇なく使ってしまおうと考えています。
ところで、996カレラの車両等級が「6」なのに993RSはMAXの「9」となっています。
同じ911でも993RSの方が自爆型事故が多いという表れでしょう。6と9の差は思ったより大きいもので、倍近く高額になってしまいますから、使ってしまって等級ダウンは財布に厳しいものがあります。
12月は休みの予定が立ちません。だから、今週末に走り納めのつもりで気が済むまで車・バイクに乗っておきました。
まず土曜日は水冷カレラのシートにできるだけ長い時間座っていたかったので高速道路一気乗りをしてしまいました。
千葉県佐倉市の自宅を出発し首都高を抜けて向かったのは中央道です。
中央道を走り始めた時、当初の予定では長野道・上信越道を経由して関越道で一回りを計画していたのですが、岡谷JCT手前で気が変わり、そのまま中央道を小牧まで向かうことにしました。
中央道は八王子あたりからは周りの山々が色づいて走りながらの紅葉狩りといったところです。
一宮御坂で激辛ラーメン休憩し、ひたすら走り続けます。
左に南アルプス、右に八ヶ岳、諏訪の手前あたりからは前方遥か彼方に北アルプスの山々と好天に恵まれて山岳ハイウェイの醍醐味を満喫します。
岡谷からは左に南アルプス連峰や日本の大地溝帯?フォッサマグナを反対側から眺め暫く走り続けます。
土曜の中央道はガラ空きで順調に走り続けることができましたが、いかんせん出発したのが遅かったので小牧JCTから東名に入った頃には日も西に傾き始めてしまいました。
山と海を眺めるロングツーリングも牧の原を過ぎたあたりで日没、海岸線を走る由比では海など全く見えなかったのが残念です。
このまま順調に自宅まで帰りつけるかと思いきや、厚木から横浜町田まで渋滞にはまってしまいます。しかし、3速あたりでトロトロと動き続ける渋滞だったので助かりました。
9時半に自宅出発して、帰り着いたのが8時半。
ドライブコンピュータの平均速度から、11時間の内走っていた時間が9時間10分であることが分かりましたが、食事とトイレ休憩以外はほとんど走りっぱなしという当初の目的を果たす納得・満腹のツーリングとなりました。
ここで、今回の耐久ツーリングデータを公表します。
走行距離 840キロ
平均速度(休憩含まず、ドラコンデータ) 92キロ/h
燃やしたGAS 61,96L
平均燃費 13,55キロ/L!!!
高速代(高井戸~小牧JCT~横浜町田) 12,900円!!
といったところでした。
特に注目していただきたいのは燃費の良さで、これ実はエコランをやったからなのです。
この結果は、やたらゆっくり走っていた訳ではなく、渋滞含みの平均速度を見て分かるとおり、基本的には100キロ以上の速度を維持しながら走った結果ですから、かなり優秀な結果であったと自負しています。ww
ただし、120キロでせり上がるリアウィングはほとんど上がらず走っていましたから走行車線が8割に追い越し車線が2割とごくごく普通に走った結果なのです。
996カレラのシルエットは高速性能を向上させるため空力を追求したもので、本来は最高速度の向上の為だと思いますが、100キロ順法走行していても有効なもののようです。
高性能イコール低燃費が現代の車には欠かせないものなんですね。
ちなみに、推測ですが993RSで同じことをやるとリッターあたり1キロくらい落ちるでしょう。
また軽自動車のジーノやビートでやれば、ジーノが16キロでビートが18キロといったとこでしょうから996カレラの排気量は3,6Lもあってすごい事です。
自宅に帰ってみると肩のあたりに筋肉痛を感じますが休んではいられません。日曜日つまり今日はまた走りにいかなければならないのです。
今日の事はまた後日。
あー、面白かった。


Posted 11月 30th, 2008. 2 comments
東関東道、習志野バリアETCレーンをいつものように2速でスルー。
ここのETCは7・80キロで通過してもバーに衝突することがないほど早くあきますが、あえて十分に速度を落とし、回転数にしたら3千回転位まで落としスルーします。
ここからが短い時間ですが「お楽しみ」タイムです。
スロットルペダルを床板に張り付かせてフル加速。とりあえず前の車に追いつくまでフル加速。
ムゥオーーーーという唸り声に始まり、やがて5千5百回転あたりからリミットの7千回転まではクォーーーンというフラット6とは思えない官能的な調を奏でます。
リミット直前で繋いでいくと途切れることがありませんからほんの一瞬だけ官能の世界に浸れるのです。
クォーーーーン
クォーーーーン
クォーーーーン
チョーーーー気持ちいい

996はリアフェンダーにフレアが無くとてもスリークなボディーです。
これが嫌われて人気が出ず、997では993のようにフェンダーを膨らませたようですが、見慣れてくるとなかなか良い眺めです。
確かに抑揚は少ないのですが、リアタイヤから後ろは見事に集束して空力の良さを予感させてくれますし、少し前に流行ったコーダトロンカではなく、最新のアウディーTTクーペやフェアレディーZに先んじるスタイルをしています。
それはリアエンジンであるが故のデザインなのですが、空力最先端を感じさせてくれますし、斜め後ろから見ていると、あのEタイプにも通じるところを感じたりもしますから結構格好良く見えます。
これで120キロからせり上がるエンジンフードなど無ければ言うこと無しなんですが。
996スタンダードボディーは、お尻のちっちゃな女の子「キューティー・ハニー」なんです。
「ナローな水冷」は、噛む程に味の出るスルメ車かも。・・・・・とっても速いしwww
あと、エンジンを後ろに積んでいるというだけで何か嬉しいのです。



最後の空冷と最初の水冷
名前こそ同じ911ですが、やはり全く別の車です。
同じところはシリンダーの数とエンジンの搭載位置だけ。
911史上最大の変化を遂げたと思います。
993までは初代ナローと同じかと思わせる部分がいくつかありますが、996には空冷時代を偲ばせるものが何一つありません。
結果的に2台の911を持つはめになり、間違ったように見える車選びですが、そうでもないような気がしてまいす。
ただし、後のまつりになりますが、「掻き回し」じゃなくてチプトロの右ハンドルならば更に使い分けが明確にできて良かったのにと後悔もしています。
あーあ、下手こいた。