月曜日ではありますが休日出勤の今日は、車で仕事場まで「遊びに」行きました。
私の職場において休日出勤するということは、休みが何処かに飛んで、交通費も出ず、手当ての一円も出ないという正にボランティアを意味している訳で、公僕たる身分の私としては嬉しさの余り歓喜の涙さえ流してしまうほどです。
しかしながら、そうは言ってみたものの電車に乗って定時出勤じゃ面白くありませんから、必要な時間に自宅を出発、用が済んだらさっさと帰る「超フレックス」な仕事をしてきました。
本日の通勤快速として選んだ足は勿論996カレラで、「出費」を抑えるため行き帰りともエコランに徹しました。
エコランと言っても高速道路の走行車線を追従走行するだけですから、普通に走っただけです。
結果は、オートエアコンを効かせっぱなしという条件にも拘わらず、十分に「普通な車」の燃費を記録することができ満足しています。
996カレラという車、最高速度285キロを誇るスーパーカー(古w)でありながら、右足の踏み加減でエコな乗用車に変身し、地球温暖化対策に僅かながら貢献してくれるありがたい車であります。(乗らなきゃもっと貢献www)
私の車になることが運命付けられていたかのような「カレラ」
前オーナーさんは私のために入念に入念に、入念過ぎるほど慣らし運転をこなしてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。
オドメーターが5桁までの表示だったら程なくゼロからの再出発だったのでしょうが、逆に考えれば「箔」がつくというものです。w
あと2千キロで6桁全ての文字が回るとき、この「カレラ」に名前を付けてあげようと考えています。

往路の高速降りたばかりは、驚異の?燃費。3,6Lの排気量が信じられません。

往復ではこんな結果となりました。帰り道は走行車線もそこそこペースでこれ以上はエアコンを切らなければ無理なようです。

納車から1年と一ヶ月経ったジーノは本日めでたく走行距離1万4千キロを記録しました。
思い返すと先代ジーノは昨年の6月に新車卸したてで高速道路において追突され、モノコック損傷により廃車となり一月後に改めて新車でスタートしたのですが、納車一週間後には北海道を走り周り以後何処へ行くにもジーノ・ジーノで大活躍です。
この調子で使い込むと二年後に訪れる最初の車検では4万キロ近い走行距離になってしまいそうです。
他に乗る車はあっても、やはり楽ちんな車に勝るものはありません。
高速道路を走ると明らかに走る障害物となっているのは感じるのですが、むしろどうやって走れば交通障害にならずに走らせるかが面白いと感じる事もありますから意外と楽しめる車なのです。
「青い衝撃」996カレラはというと、こちらもこそこそとまめに乗り回していますから納車以来二ヶ月で2千キロを走りました。
あと二千キロちょっとで10万キロの大台に届く過走行一歩手前ですが好調を維持しており、私に993RSを乗らせる隙を与えてくれません。
そして993RSは、残念ながら機能維持のために近所を這いずり回る程度しか出番がありません。
やはり996カレラが想像していた以上に「いい車」であったことが一番の要因です。
あと10歳若ければ今と立場が逆転して993RSばかりを乗り回していたのでしょうが、50を過ぎて「楽してスポーツ」には敵わなかったのです。
さてビートですが、この車は今私の手元にはありません。
車通勤をする息子がガソリン高騰に対抗するため通勤快速として取り上げられてしまいました。
息子の話によるとECUが完全にダメになってしまいOHを施したようですが、別物車になったそうですから近いうちに是非テストドライブをしてみたいものです。
担当する仕事が変わって生活のペースが今までと大きく変わってしまいました。
ブログ更新する気力も失いつつありましたが、仕事の方は徐々に慣れてきましたから「バカ」復活も近いのではと思います。
年内2万キロを目指します

夕暮れ時のマリタイムブルーは一際鮮やかさを増します

ブログを始めて今日でちょうど三年となりました。
その間に書いた記事の数は間もなく600本。よく続いたものと自分でも感心してしまいます。
私は自他共に認める飽きっぽい性格でありながら、どうして続けてこられたかを考えてみました。
結論から言ってしまえば
自己顕示欲 が強い
つまり、自分のお気に入りの逸品を見せびらかして満足感を得るというイヤラシイ性格が原動力となっています。
更に、掻いてる記事は常に自己満足感だけを書いており、言ってみれば記事の数だけ自慰行為にふけっている訳です。
こんな調子ですからいくらだって続くのですが、段々と世間一般の感覚とズレが増したようで、ただでさえ偏屈なオヤジは益々社会との協調性がなくなってきたようです。
昨日は三週間ぶりの休みで、久し振りに朝寝三昧を満喫しました。
夕方までは何もする気力も湧かず、ただただマッタリと時間を浪費し休養に努めました。
日も傾いた午後5時過ぎ、RSに点火しスーパーまでふっ飛ばします。
996カレラはこの期間中に何度か@@@@として見事な活躍をみせ、しばらくは乗らなくてもいいかなって感じです。
それにしても、あまりにも疲れ過ぎてしまいバカへのリハビリはまだ当分かかりそうです。
4年目のドカポル。
私の記事を読んでいただくことにより、自分自身がいかに正常であるかをどうか実感して下さいませ。
雨の合間に掃除をしたら新たな発見がありました。
Aピラーの付け根に生えるバックミラーはドライバー側の取り付け位置が少し高くなっています。
ポルシェに限らずVWなども左右のミラーは違いがありますが、ドイツ車の人間工学へのこだわりは国産車以上なようです。

Posted 7月 14th, 2008. 2 comments
これから当分の間お休みは取れません。
お国の威信をかけた大切な仕事に微力ながらも携わることとなり、何事も無く終わってくれればいいなと思いますが、ここ暫くはポルシェに乗れない事となり大変辛い思いをしています。
そこで、少しばかりの時間ができたので2台のポルシェのイッキ乗りをしておきました。
まずは993RSでいつものオープンロード?を最近したこともないくらい乱暴に振り回して遊びます。
ここ2週間ほどは996カレラが面白くてほとんど乗る機会がなかったのですが、やはりレン・シュポルトの名は伊達ではなく、996カレラでは到底得られる事のない「スポーツカー」を味あわせてくれました。
スロットルを開ければダイレクトに感じる負荷や、固いサスから感じる路面状態など、その重量差100キロ以上に強烈なパッションを感じます。
何度も書いてしまいますが、「似て非なるもの」とは正にこの事ではないかと感じます。
近所を20キロ程振り回した後はRSをガレージにしまい込み、静かなるGTカー996カレラで熱くなった脳ミソのクールダウンに入ります。
近所の高速を一区間、10キロ弱で300円也を支払い「GTカー」を感じます。
聞こえてくるのは、5分山以下に擦り減ったミシュラン・パイロットスポーツのタイヤノイズだけという極めて乗用車的な乗り心地に不満はありません。
6連装CDに仕込んだ昭和のヒット曲集を聴き、法外な速度表示を示すメーターを見ながら、この車の選択が間違っていないことを確信しました。
この2台は乗るほどに違いを感じながらも、まぎれもなく共に「ポルシェ911」であることを実感する素晴らしい車であることに今更ながら感動を覚えるのです。
しかしながら、この快楽を維持するために今や家計は火の車を通り越して「炎上中」であります。
しかし、柱一本焼け残らない状況になるまで、いや骨の髄まで燃え尽きてもいいという気にさせる「2台のクーペ」なのです。
「馬鹿は死ななきゃ直らない」
まったくもってその通りです。

Posted 6月 24th, 2008. 2 comments
2台目のポルシェを手に入れた興奮もすっかり冷めてwwwかなり冷静にこの過走行ポルシェを評価できるようになりました。
お店で初めて見たときは、なんて綺麗な車だろうと感じて舞上がり、店長さんの言う「3万キロと言われればそれで通りますよ」を真に受けてしまったのですが、確かにそう言われればそうだし、5万キロですと言われればそうでもあるし、間もなく10万キロといわれれば、やっぱりね。という固体であります。
この過走行を一番感じるのがシートのへたりで、助手席側の全く使用感のないシート(前オーナーは独身とプロファイリング!)と比較するとイマイチ腰が無い感じがします。
次に感じるのが塗装で、購入時に店長さんが持っている塗膜厚チェッカーで全身くまなく点検して一度の加修歴も無いことは確認できたのですが、非常に細かい磨きキズは無数あり、斜光線で見るとやはり走行距離を感じさせてくれます。
そして最後が車内のエンジンキーホールにかなりの遊びが出ており、セル始動時に差込具合によっては引っかかりが出てしまうことです。
ただし、逆に言えば使い込まれた車を感じるのはこの程度しかなく、オドメーターさえ見なけりゃ十分にいけてる車であります。
エンジンに至っては、過走行にありがちなハンチングも無ければ不安定なアイドルもありませんし、なんといっても「過走行RS」より格段にスムーズ&パワフルなところが気に入ってます。
ミッションは、996からワイヤーリモートになったそうで、993と比較するといかにもといったフィーリングですがシンクロのへたりもありませんから問題無しです。
クラッチは何と3回も交換しており、3回目ははツインマスのフライホイールまで交換してありますからストロークとタッチに不満はありません。あえて言うならば、レバー比の関係でしょう993RSより踏力を要することです。
またクラッチOHに付随して、クランクシールとインターミディエイトシャフトシールの交換も毎回行われていますから、おそらく私がこの車に飽きる間(5万キロくらい?)は手付かずで大丈夫でしょう。
前のオーナーさんは余程の下手くそか、それとも神経質な人だったのか、あるいはハズレ車だったのか、後者でなければありがたいことです。
ブレーキ関係もローターとパッドやホース類が交換されており、交換後さほど経過していないので心配はありません。
これらを踏まえた上で価格と総合的に判断してみると、走行距離だけ見ると相場より「高い」のですが、付随する数々のメーカーオプションや、何と言ってもまず街で見かけない色マリタイム・ブルーで(リビエラ・ブルーと勘違いw)、6年前に前オーナーさんが支払った乗出し価格が1200万円位と推測すれば十分帳尻が合っているような感じがします。・・・今のところは
さて、最新の911は997後期型が発表されこの996後期型も市場での価値は下落の一途をたどっていくことでしょう。
しかしその反面、最後の空冷に対する評価はというと、極端に上がることは無いにしろ下げ止まった感じがします。
更にRSに限って見ると、歴代空冷RSの中で最も俊足を誇りながらも一番軟弱者なRSという評論家先生達の手厳しい評価にも拘わらず「不当なww高価格」で取引されているようです。
この状況が続いている限り、乗る機会を失った私のRSですが、慌てて売り飛ばす事もなかろうという気がします。
したがって余裕などないのですが、豪勢にも「コレクション」として可能な限り動態保存していこうと考えています。
あと数年で998が世に出てくるでしょうが、あわよくば空冷993が世のお金持ちの間でコレクターズ・アイテムとしての価値を高め、大ブレークしてくれないものかと密かに期待しているのです。←セコイやつ
ところで、10万キロ走った996はどんなものかとPC市川に問い合わせたところ、チプトロではありますが、マニュアルでは未だ見たことございません。だって
ある意味希少な996なんですー。wwwwwwwww
そのうち996も飽きるから、おとなしくガレージで寝ていなさい。
ポルシェ2台体制を維持していくには、いずれどちらかを売り飛ばさなければなりません。
女衒ドカポル
水冷が我家に来て3日目、手に入れた興奮も冷め、少し冷静にこの車を見ています。
近くの公園まで乗りつけそのデザインから検証に入ります。
空力を追求したがための「のっぺらぼう」にまず落胆。
一言で表現すると
ナメクジ
しかし、フラッシュサーフェースされたボディーは、最新のトレンドをまとっているようで、「まあいいか」ってところです。
更に、色が気に入っているので許します。
ポルシェAGは、この車を「911」として世に出したけれども、やはり「911」を名乗るに相応しいのはコードナンバー「993」までの40年近く続いた空冷に限るような気もします。
空冷と水冷、そのパッケージングは似ていても、
別物
「似て非なるもの」というのが率直な感想です。
私は、生涯で「911」に限らず、ハンドルを握ったポルシェは、993RSと、この996カレラの2台しかありません。
それ以外は試乗すらしたことがありません。
だから、993RSの調子が良かったのか悪かったのか、そして996カレラが調子良いのか悪いのか、本当は全く分からないのです。
したがって、今回996の印象についても、比較対照となるのは993RSだけですから極めて偏ったインプレッションという訳です。
でも、今日も近所を一回りして思ったことは、
ああ、これでジーノにも勝る安楽な車を手に入れたという満足感でした。
ドライビング・プレジャーは感じませんが、そこそこに「楽」であることは間違い無く、とりあえずエンジンが壊れるまで付き合えるかもという感触はつかめました。
これからも引き続き「993」と「996」の違いを書き連ねていきますが、とりあえず一言、
ハンドルが身体の真正面にあるのは、極めて自然でいい感じ
といったところでしょうか。
お約束のジーノとツーショット
ようやく高速直進性で勝てる車になりました。

Posted 6月 9th, 2008. 2 comments
それは衝動。
広辞苑によれば、
① 人の心や感覚をつきうごかすこと。
② 反省や抑制なしに人を行動におもむかせる心の動き。
とあります。
今回RSを手放そうかと思い立ったのが、わずか一週間前です。
その日まで、ずうっとずうっと乗り続けていようと思っていました。
だから、ホイールをなんちゃってGT-ⅡのBBS-RRに換えてみたり、シートをリクライニングに替えてみたり、RSの象徴である立派な羽根を外してみたりと、なんとか自分のスタイルに合わせた改造を重ねてきました。
この改造も、カフェレーサーに仕上げるためという名目でしたが、要は楽ちんに乗りたかったがためであることは事実です。
そんな時、目の前に現れた楽ちんそうなGTカーに飛びついたわけで、冒頭に述べたとおり、正に私の心をつきうごかし、反省も抑制もきかない行動に移らせたのです。
7年半近くの月日と、5万キロ弱も「美しい国、日本」を踏み荒らした思い出は尽きるところがありませんが、残念ながら私には「空冷」を維持し楽しんでいく気概と経済力が途切れてしまいました。
「グラン・ツーリズモ」
いい響きです。
高名な評論家先生達が「ズ」って濁音にしているから気取っているだけですけど。
でも、「乗用車」です。
「へなちょこ」「根性なし」「裏切り者」、数々の言葉が思い浮かびます。どれも当たっています。
でもでも、「普通の車」に乗ってみたい。そんな衝動を抑えられないのです。
後悔してもいい。
今 私の心をつきぬける ブルー・インパルス

Posted 5月 25th, 2008. 4 comments