磨き上げた749Rを駆り出して20キロほど離れたパーツショップ「ライコランド」に行こうと思ったら霧雨が降り始めました。
雨の中を走らせると何処が壊れてもおかしくない749Rですからクルマで向かいます。
一週間以上エンジンを回していない993RSを引っ張り出し、749Rのハンドルを物色してきました。
セパレートハンドルは国内のいくつかのパーツメーカーから出ているのですが、オーリンズの倒立はアウターチューブが52パイもあるのでなかなか見つかりません。
店員さんに探してもらうと2・3種類みつかりましたが、どれもいい値段がするので今日は見るだけにとどめました。
家に帰り車をガレージにしまいこんで、何気なくヘッドライトを点けてみたら片目がつぶれています。
993のヘッドライトはワンタッチで付け外しができて便利なのですが、カプラーがしっかりと差し込まれないという弱点があり、今回も単なる接触不良かとライトひっぱたいてみたのですが点きません。
どうやら「目玉」つぶれたみたいです。


一台で何でもこなせるオートバイを求めてディーラーに行ってみました。
実は、かねてから気になっていたものがあったので、現物をつぶさに観察してきたのです。
そのオートバイは、BMW K1200Rで、フルカウルの「S」からカウルを取り払い、ハンドルを少し高めにしたものです。
最大出力は163馬力で申し分ないパワーと、フロントはディオ・レバーというダブルウィッシュボーンサスを装着するBMW最新の技術が凝縮されたものです。
冷やかし半分に見積もりをしてもらったところ、749Rを下取りに出したとしても三桁の資金が必要であることを知り、ほとんど購入は無理なことが分かってしまいました。
それにしても749Rの下取り価格の安いこと。
4年も乗ったのだから当たり前と言えばそうなんですが、高額商品ゆえ原価償却もそれに見合って高額ですからアホらしくなってきました。
また購入資金はGSも売り飛ばしてしまえば何とかなるかなといったところですが、このオートバイのタンデムシートは薄っぺらですから、ヨメサンからクレームが出ることも間違いありません。
もう一台気になるオートバイがR1200STです。
しかし、こちらは更に高額で手も足も出せません。
意気消沈して自宅に帰り、途中でやめていた749Rのスプロケ交換作業を終わらせ、試運転にいつものテスト・トラックを走り回ってきましたが、目論見どおり各ギアの伸びは良くなり、気持ちスピードの乗りも良く感じられました。
試運転の後はワックスで磨き上げましたが、この宝石のようなオートバイがあんな値段でしか下取ってくれないかと思うと「もったいない」気持ちが湧いてきたのです。
そして長距離ツーリングの疲労対策も妙案が浮かんできたのです。
その対策のひとつが、垂れ角の小さいハンドルに交換です。
この749・999等スーパーバイク用にアエラというメーカーから販売されているハンドルがありますが、749Sにこのハンドルを取り付けた同僚によると、
角度が緩くなっただけで疲労感がかなり緩和されると言っていましたから試してみようかと考えています。
ただ、このハンドルもかなりお高く、5万円くらいしてしまいます。しかし、オートバイ一台買い換えるよりは桁違いに安上がりでもあります。
そして対策その二が、帰りを考えない事です。
ドカティーを乗るときにいつも考えてしまうのが、帰り道のつらさです。この帰りのことを考えてしまうがために、楽チンGSを引っ張りでしてしまいますが、結果は不完全燃焼に終わってしまいます。
一番安上がりなのは、筋トレをして帰り道など考えずに行ける所まで行っちゃうことなのかもしれません。
標準的なスポーツバイクより10センチ以上長いホイールベースは、どんなハンドリングなのか興味があります。

これを手放してまでK1200Rが魅力あるのか、後悔しそうな気もします。
そして疲れないことも大事です。
ドカティー749Rはワインディングで最高のハンドリングと、パフォーマンスを感じさせてくれます。
車体を構成するパーツの数々も物欲を満たしてくれます。
スロットルを開けるとパッションを感じます。
あと10歳いや20歳若かったら何の不足もありません。
でも、50を過ぎてロングツーリングするにはポジションがきつすぎます。
BMW R100GSは疲れません。
でも、遅いのです。
ある程度のペースならば余裕でついて行く事はできますが、100馬力を超えるモンスター達が本気モードに入ると、ついていくには非力過ぎるのです。
おまけにサイズ的に固いタイヤしか選べないので、クネクネ道では命がけのコーナリングを強いられます。
「帯に短し、タスキに長し」なオートバイが二台です。
一台で、早くて楽ちんコーナリングもそこそこで、タンデムもできるオートバイに乗り換えようかと真剣に考えています。
この連休でまたツーリングのお誘いを受けましたが、あまりにも距離があるので参加を見合わせています。
その代わりディーラーで頭を悩ませてみようかとも考えています。
果たして、早くて疲れなくて物欲も満たしてくれるオートバイがあるのか。
この際趣味性は多少足りなくてもいいかなと思っています。
離されるのは悔しいー!!!
行ってきました、やってきました、北茨城マッスル・ツーリング。
下道メインの日帰り長距離ツーリングですから、今日の戦闘機はGSです。
いつものメンバーなので、GSでは遅れをとることは分かっていたのですが、749Rを引っ張り出すと帰る体力が残らないのも明白であったので、とりあえず楽珍ポジションのGSとなった次第です。
今日のツーリングは走行距離600キロにチョイ欠けるものでしたが、戦闘機の選択に誤りは「ほぼ」なかったと言えます。
もし749Rで来ていたら帰る気力も体力も無かったことと思います。
途中、北茨城から加わったマーニ・グッチを駆るオッサン(間もなく60!!)のパイロットで、福島県は「あぶくま」まで韋駄天ツーリングを敢行してきましたが、北茨城から「あぶくま」まで、クネクネ下道を100キロくらいローリング三昧してきましたが信号機は2・3箇所しかないというライダーズ天国を満喫することもできました。
しかし、OHVエンジンが生み出す60馬力は、このチームで走るには役不足で、トップを走る「いかれた集団」についていくには死ぬ思いでした。
馬力もあれば良いというものではありませんが、できれば749RのパフォーマンスとGS楽珍ポジションが兼ね備えていれば良いのにと思うことがしばしばありました。
次のツーリング日程は決まっていませんが、プライドをかけた「コナーリング勝負」に出るためには、走行距離に関わらず飛ばせる戦闘機が必要であることこともよーく分かりました。
それにしてもこんなに面白いこと暫くしていない事も気付き、家に帰ってからは早くて楽珍ちんなバイク作りをしなければとの気持ちは強く湧いてきました、
749Rのタイヤ交換に着手。
前後セットのバーゲン品を買ってから1年位経ってようやく交換しました。
新車時から履いてきたタイヤは、センター部分は十分溝が残っていましたが、サイドエンドとの中間位に磨耗が進みラウンド形状がいびつになってしまったためです。
前輪のラウンド形状がいびつになるとバンク途中から急に倒れこんだりして結構恐い感じがしましたから、もっと早く交換するべきでした。
近所にあるオートバイ屋のオヤジさんと、ああでもないこうでもないと悪戦苦闘しながら無事に作業完了しましたが、オヤジさんも傷をつけちゃならないと余計に気をつかっていたようでした。
さてタイヤ交換が終わってメーターに記憶してあるラップモニターを起動させてみたところ、昨日の走行でエンジンをレブらせていたことが判明しちょっとショックを受けました。
一応マニュアルには1万1千回転以上は回さない事と書いてありましたが、タコメーターの針は何と1万2千回転を指していたのです。
デスモドロミックの構造から理論上はバルブサージングが起きませんが、この構造の心臓部とも言えるロッカーアームにいいことがないのは明白です。
多分乗っていて何の異常もありませんから大丈夫だったとは思いますが、今後注意しなければと痛感しました。
それにしてもマニュアルで1万1千をリミットと書いていながら、軽々と1千回転も上回ってしまうのはどういうことでしょう。
このエンジンを制御するマレリのユニットにはレブリミッターというものが付いていないんでしょうか、誰か知っている人がいたら教えて下さい。
天井知らずの正にイタリアンなエンジンです。
天辺から失礼しました。
フロントスタンドが使えました。
恐るべし、デスモドロミック。
霧雨のような細かい雨が降っています。
絶好の洗車日和です。
シャンプーを使って丁寧に洗います。
何ヶ月ぶりでしょうか洗車するなんて。
余りにも掃除をしないから、ワックスも落ちていませんし、勿論水垢も付いていません。
でも、うっすらとこびりついたような汚れのコーティングが落とされてまばゆいばかりのグランプリ・ホワイトです。
ちょっと下品なBBS・RRホイールもリムに輝きが戻りました。
忘れた頃の洗車はやりがいがあって楽しい作業です。
こんな日はシャンプーが乾かなくてとっても洗いやすいのです。

キラキラキラリ、やりがいを感じる一瞬
リフレッシュするはずのレクレーションも、飲みすぎてしまえば疲れるだけです。
とぼとぼと駅に向かって歩いていると喫茶店のプランターに囲まれてビートが佇んでいました。
珍しいブルーメタはお店の雰囲気にぴったりです。
ビートで箱根に来る機会があったら寄ってみようと思います。