「新じー・てー・つー」がどんなものか確かめるべく埼玉のショップまでジーノで向かいました。
外環から少し入った田んぼの真ん中にポツンとあるショップは自動車修理工場といった感じで、ショールームも無ければ接客する場所さえない商売っ気が感じられないところです。
しかし、工場の中には修理中の空冷がところ狭しとひしめき、普通の自動車工場でないことが一目でわかります。
また更に観察すると5・6台の空冷は皆Sタイヤを履いているじゃありませんか。
なるほどクラブマンレース等でかなり有名なことがうかがい知れます。
早速にディーラー向けカタログに載っている画像を確認したところ、予想とおりLM-Rの10本スポーク版といった外観で、しかしGT-Ⅱの特徴であるディスクがホイール裏側で接合されるという部分は変更されていませんから一目でストリート用との違いは分かります。
基本的に幅とオフセットは自由に選択可能ですが、やはりレース専用ということでお値段は半端なものではありませんでした。
電話一本でいつでも発注しますよ、という言葉だけ聞いてとりあえず帰ってきましたが、やはりあと2・3日は考えて悪あがきをしてみようと思います。
夕方、日が落ちる前に先週やりそこなったドカのバッテリーチャージ走行をしました。ところが先週のしそこないが災いして簡単にはいかなかったのです。
レーシングスタンドを外しガレージから引っ張り出した749R、いつものようにスターターレバーを目いっぱい引っ張ってセルボタンを押してみたならば。
キュン、ジーーーー
であとはウンともスンともいいません。
2ヶ月放ったらかして先週はちょい乗りで終わってしまいましたから、充電よりも放電させただけだったようで高いコンプレッションのLツインを回す力は残っていなかったようです。
さて、ここでジャンプスタートを試みようにも749Rのバッテリーはターミナルが左サイドカウルに隠れる位置にあるため簡単にはいきません。
ワンタッチファスナーで外れるとはいえネジ一本外すのも面倒な私にとってはわずか10分くらいの手間もf結構な作業に感じられたのです。
100GSから新鮮な電力を供給してあっさりと始動はできましたが、弱ったバッテリーは次もまた役立たずを演じてくれることは間違いなさそうなので、カウルを外さなくてもジャンプコードを接続できるよう工夫をしました。
カレージに転がっていたアーシングケーブルをプラス端子に接続してカウルの外まで引っ張り出せるようにし、いつでもプラス側に繋げるようにしたのです。
ドカティー純正オプションでもこの手の物は用意されているようですが、要は配線一本引っ張り出しておけばいいだけのことです。
もっといいのは頻繁に乗ってあげることなんですが、寒さに弱い私はこの時期遠乗りしようとは思いませんし、乗ったら乗ったでその気もないのに無駄にスロットルを全開にさせる誘惑に勝てないことへ、身の危険を感じ始めているからです。
危ないほどの魅力に溢れていると言えば聞こえはいいのですが、本当は魔力といったほうが適切かもしれません。
あの世に引きずり込まれる前に手放してしまおうか春がきたら決断です。
こんな所にバッテリーがあるので届きません。
青いコードがプラス側ケーブルですが、ショートしないようにもう少ししっかりした絶縁が必要でしょう。

日曜日の箱根早朝ツーリングで少しばかりRSを振り回してきましたが、その時のポテンザRE05についてインプレッションを書いてみます。
第一印象を一言で言ってしまえば、グリップしないタイヤでした。
分かりやすく表現するなら、夏用タイヤからスタッドレスタイヤに履き換えたような感じです。
今までのゼロワンだと何事もなく抜けるコーナーも、いつものつもりで飛び込むでしまうと、明らかにステアリングの舵角とシンクロしない感触がありました。
あの擦り減ったゼロワンでさえステアリング操作に忠実に向きを変え、また自分が望む横Gを楽しませてくれたのが、それがありません。
相変わらずロールを感じさせない足回りは決して遅いというわけではありませんし、濡れた路面ではむしろ突然滑り出すような恐怖感がなくいいのですが、あのミズスマシのごとくシャープな感覚が薄れてしまった事は少し残念です。
失ったコーナリングパワーの代わりに得たものが圧倒的な静粛性です。
細かく配列したブロックは当然に溝の面積も多く、路面との接触で生まれる空気の圧縮も少ないようで静かです。反面これがグニョッとしてグリップ感をスポイルしている原因と思われます。
乗り心地とスポーツ性は相反するものですが、ポテンザの名を冠したタイヤなので期待した分裏切られた感じがあります。
RSとはレーン・シュポルトであるそうですが、羽根や出っ歯を外して普通の外観にし、ついには運動性能まで普通にしてしまい、並みのロード・スポーツになってしまいました。
静粛性の向上を目指して選んだタイヤですが、このクルマの性格を考えた時、それを望んだ時点で間違いであったようです。
さて、タイヤ交換の機会にかねてから履いてみたかったGT-Ⅱを注文してしまいました。
今年の一月に半世紀生きた自分へのプレゼントとして候補にあがったものの、その高価格から踏ん切りがつかず現在までに至ってしまったわけです。
現在は欠品で来年春に焼き上がるらしい不確実な状況ではありますが、注文だけは入れておきました。しかし先日の箱根では、今履いている人と過去に履いた事があるという方に話しを伺う機会がありましたが、どうも強度不足なようでスポーク部分が輪切り状態になってしまう事を知ったのです。
元はレース用部品で数レースか最悪ワンレースもてばいい物ですから耐久性を期待する事が間違いなのでしょうが、その価格ゆえ壊れたらどうしようかと不安になってしまいました。
それでも、何がなんでもという気持ちが強かったため、どうせ割れるものならストリート用にこだわらずレース用のセンターロック併用タイプにする事にしたのです。
ところがここで問題が発生し、ストリートホイールを注文したお店ではレース用ホイールが買えない事が判明したのです。
したがって注文はキャンセルとなり、売ってくれそうなお店探しとなりました。
幸い二軒目に電話を入れたお店がレース実績があり、オフセット等オーダーでGT-Ⅱを調達してくれる事を知りました。
またこの時知ったのですがレース用GT-Ⅱはセンターディスクがマグ鍛造からアルミ鍛造へ変更になったようで、お店の人が言うにはスポーク部分の破断がなくなったそうです。
またマグからアルミになった事で懸念される重量増加は、Y字スポーク部分の側面を凹ませることによって最小限に留めているそうです。
本当に購入できるものか分かりませんが、頭が痛いのはマグより更に高価になってしまったことです。
今履いている純正のスピードラインよりは少し安いようですが、私のサラリーからすると、「べらぼう」という表現をしたくなることに決心が揺らいでいるのも事実で「ドカポル生誕50周年記念事業」も、にわかに暗雲が立ち込めてまいりました。
でも欲しい。
っていうほどたくさん集まりました。
その数60台以上。
993RSだけでも4台位いましたが、私の車がRSと気づいた人は少なかったようです。
ちなみに、プレゼント小冊子は、応募ゼロと言う結果でしたので、ここで配ってしまいました。w



仕事で色紙が必要になりました。
近くの文房具屋さんでは希望の色があるか心配していると、銀座一丁目のイトーヤに行けば無いもの無いよ、そう教えられました。
職場の最寄駅から二つ目が銀座一丁目ですが、車で通ることはあっても歩き回ることがないので心配になっていたところ、銀座に明るい同僚からあっさりと言われました。
地下鉄上がったらすぐだよ。
上がった所が「英国屋」で、店の前を抜けると「ティファニー」があってその隣。反対の隣は「ブルガリ」で、道路の反対側には「カルチェ」と「ダンヒル」があるからすぐに分かるよ。
そんなところに文房具屋があるのか?半信半疑で行ってみたならば、・・・あった。
素晴らしくミスマッチ。
ダイヤを売るお店のお隣で、一枚十円の色紙買うなんて。



我家のガレージに彩りを添えるドカティー749Rですが、ほとんど乗る機会もなく最近はオブジェと化していました。
このまま春まで乗らずにいるとバッテリーが間違いなく使い物にならなくなる他、あちらこちら不具合が出てくることに間違いありません。
そこで、晴れているとはいえ気温の上がらない今日、動態保存のため意を決して近所を乗り回してあげました。
いつものバッテリーチャージランは20キロ程のコースですが、夕方の寒さも手伝って残念ながら5・6キロ走ってそそくさとガレージにしまい込み、とりあえず動かしたというだけで十分なチャージも行えませんでした。
また、さっさと帰ってしまった理由は他にもありまして、走り出してすぐ住宅街を抜けた田んぼ道を走っていたとき、何てことないカーブを普通に元気よく?ペタンと寝かしたら思った以上にオートバイがバンクして肝を冷やしたことにあります。
走り出した時からハンドリングに粘り気があっておかしいなと感じていたのですが、帰ってとりあえず前輪の空気圧を計ったら1,5キロにまで落ちていたのです。
たしか前回の茨城ツーリングの際に、ワインディングのグリップ向上を考え2,0キロまで落としていましたから、あれから二ヶ月で気温の低下による収縮と自然に染み出した?分で低下したようです。
自慢のドライカーボンカウルですが、立ちゴケでも修理代「自分の年齢」は下りませんから走って滑走しようものなら3桁代の修理費用が掛かってしまうところでした。
身体の傷は放っておけば治りますが(程度によるけれどww)、バイクは自分で勝手に直ってくれません。
更に、調子にのって右手にひと捻りをくれてあげたのですが、思った以上の加速にビビッてしまい怪我する前に帰ることにしたのです。
ガレージで所定の場所にスタンドを掛け、またしばらくの間オブジェとなりますが、動かさなければ壊れることもありません。
但し、突然襲われる「跨りたい・飛ばしたい・抜きたい衝動」が起きなければ。
何かと似ています。
ドカティー749Rの安全な楽しみ方?
レーシングスタンドを掛けて跨り、タンクを十分撫で回した後、腰を振ってハングオン。
ドピュバビューン
京都の名刹に行くと、はるか遠くの山等を庭の一部に取り込み庭園の奥行きを持たせるなんて技法があるようです。
私の家も同じです。元々狭い土地に建ぺい率ぎりぎりに家屋を建てた上、それ以外のスペースを全て駐車スペースとしてコンクリを流し込んでいますから、庭はありません。
庭が欲しいなんて子供が独立した今全く考える事もありませんが、四季折々の草花を見ることは嫌いではありません。
そんな時、自宅のダイニングの小窓を開けると、良く手入れされた庭を見下ろすことができるのは何とも嬉しい限りです。
隣の庭は先日造園業者が剪定に入り、手入れが行き届いてとても良く見えます。
ありがたい事です。
タダで自分の庭気分。
今年の正月に50歳を迎え、自分に半世紀生きたお祝いをしようと思い立ちました。
しかし、それから10ヶ月以上が経過し自分へのプレゼントが決められず、来月には51歳になってしまいます。
このままではいけないと考えた末、「初志貫徹」でいくことに決定しました。
前後とも3万キロ使い込んだRE01から新しい靴を履かせてあげることにしました。
今回注文したタイヤはRE050で、現行のスポーツタイヤであるRE01Rよりツーリング志向となっているタイヤで、選んだ理由は少しでも乗り心地を向上させたい事とレイングリップの向上のためです。
RSにスポーツタイヤを履かないのはもったいない気もしますが、サーキットを走る事もないのにハイグリップタイヤは宝の持ち腐れであると考えたためです。
さて磨り減ったタイヤを替えるだけでしたら当たり前のことですから何の喜びや満足も得られないのですが、この10ヶ月の間考え抜いた末「靴下」も交換してあげることにしたのです。
ところが、意を決してお店に発注したところ「お客様の注文された靴下は、現在在庫がありません」ときたから困った事になりました。
どうやら、めったに売れるものではないので大量に作り置きしないそうで現在は欠品中、来春にはワシマイヤーも焼き上げるのではという状態です。が、具体的な期日は未定とのこと。
せっかくその気になった出鼻をくじかれた感じですが、ぼやいてもしょうがないので今回は靴だけ交換となりました。
来週にはニュータイヤのレポートが書けるかと思いますので、3万キロでちびたタイヤとニュータイヤの、違いがあって当然当ったり前レポート期待しないで待っていて下さい。
ちなみに、現在までの「ドカポル993RS」カフェレーサー化進行状況ですが、
パート1 羽根を取る
パート2 チンスポイラー外す
パート3 バケットシートからリクライニングに
と、外してばっかりwww
カフェレーサーと言うより普通の車にしてるだけです。