職場のお隣にBMWアプルーブドカーセンターがあり所要があって立ち寄ってみました。
広いショールームには主に5シリーズと6シリーズが展示されています。
いずれもバカでかいボディーサイズと目玉が飛び出すプライスタグで食指が動くことはありませんが、中でもM6だけは他の展示車と違うオーラを発していました。
V10、5リッター、500馬力超え?、カーボンルーフ
ただただ凄い車です。
でも、じっと見ているうちに脳裏をよぎったのは初代4発のM3とかもっと古い3,0CSLです。
あの頃あの車はグラビア見ているだけで胸ときめきました。
最新のM3,M5,M6凄いけどときめきません。
もう実現できない夢と分かっているからなんでしょうか。
なんでだろー。
シャープのSH、最低画像!!

さて、せっかくのお休みなのに外は雨です。
ポルシェをたっぷり濡らして往かせてあげます。アヘーーー
復活を果たした1100Rですが、半年経っても慣れない愛着湧かない遅いの三重苦にあります。
今になって馬鹿なもの買ってしまったと後悔の念が絶えません。
ワインディングでは敵なし(嘘w)ですが、余りにも格好が悪いのです。
いくら手を掛けても愛着が湧いてこないのです。


ステアリングダンパーをバラしたらオイルが全部抜けていました。
タンクローリー100GSから10リットルほどGASを抜き取り1100Rの空ケツタンクに流し込みます。
スターターレバーをいっぱいに引き、エンジン始動。
即座に高めのファーストアイドルを始めます。
私は、車もバイクも停止状態の暖気を行わない主義なので、慎重にローギアを踏み込み発進。
停止暖気は行いませんが、いきなりスロットルをガバッとひねるような事はせず、エンジンにロードをかけないようにじわーっと加速していきます。
スターターは完全に戻していますが少しエンジンはバラけます。
暖気していないのと、適当な位置で固定したパルスピックアップのタイミングが取れていないのかもしれません。
2・3キロ走ってエンジンも温まり始めたころ右手をねじ切れるほど捻ってムチを入れます。
おおっーーー
OHVボクサーとは比較にならない力強さで80馬力が蹴飛ばします。
2週間前、福島往復で感じた時より確実にパワフルさがあります。
500円で落札したパルスピックアップは、その価格をはるかに上回る仕事をしてくれているようです。
テスター代わりに落札したこのパーツ、もったいないからまた壊れるまで使っちゃおっと。
見事復活を果たしたドドメ色ならぬミスティックレッドなR1100R
スイングアーム後ろのゴムキャップを外せばフライホイールが見えるはずで、タイミングライトで進角の確認をしてみます。但し、刻印があるかは不明です。

1100Rの蘇生を目指しヤフオクで仕入れたものは、パルスピックアップというものでクランクの回転角度を検出するパーツです。
このパーツ、鉄板に磁石が二つ付いてリード線とカプラーだけ(見た目は)というものなのにこれが機能しないと火花は飛ばない、インジェキターからガス出ないの心臓ペースメーカーみたいなもので、新品を買えば4万円を少し切るだけの高額パーツです。
もし新品を付けても回らなかったらと思うとちょっと手が出せないでいました。
そんな時は、苦しい時のヤフオク頼みで検索してみした。
そうしたら、何と500円で出品されているものを発見し、競り合う事もなく落札に成功したのです。
正常に機能するかもわかりませんでしたが、とりあえず届いたパーツを取り付けてセルを回してプラグのスパークを確認します。
おっ、火が飛んでいます。途切れる事もありません。
当たり前の光景ですが、随分と久しぶりに見たような気がします。
プラグホールからガスの臭いは?・・・タンクを付けていませんからするわけがありません。
かなりの期待感を持ってガソリンタンクを取り付け燃料ポンプからのチューブを繋ぎます。
インジェクターが機能すればエンジンは始動するはずです。
期待と不安が入り交じる中で右手親指に力を込めてセルボタンを押し込みます。
僅かなクランキングでボクサーエンジンは目覚めました。
タンクのガスが少なく、しかも外は雨で試運転ができませんから2・3分回しただけとなりましたが、どうやら完全に復活したようです。
さて、今回の故障を突然死のように思っていましたが、今考えると、あれが兆候だったのかもという症状がありました。
昨年購入以来、走行中に時折エンジンの調子がいまひとつという時があり、具体的にいうと微妙に同調が狂っているようなバイブレーションを感じる事があったのです。
これが常に出ていれば普通に感じていたのでしょうが、たまに完璧に同調している時があったので不思議に思っていたのです。
おそらくこの段階でパルスピックアップは死にかけており、完全に息絶える日を待っていたのでしょう。
これからは微妙な兆しを見逃さずに旅先で慌てないようにしないといけません。
それにしても、セルモーターに続いてよく壊れる電装品です。
ドイツ製品の品質はあまりよろしくない。というのが車・オートバイに共通しているようです。